瑞境寺から美浜町野間松下に鎮座する五十二番番札所密蔵院は、北へ300㍍程の位置になります。 田んぼ沿いに北に進むと、その先に鮮やかな朱の門を構えた密蔵院が見えてきます。 白壁と朱の薬医門が印象的な五十二番札所密蔵院の伽藍全景。 密蔵院 沿革 「当院は、白河天皇の勅願寺「大御堂寺」の一山十四坊の一つとして、「宝乗坊」と号し、学頭職を勤めていた。一山は建久元年(1190)、源頼朝公により、父義朝公の菩提のために創建された。 慶長16年(1611)、大御堂寺一山は徳川家康公より250石を受け、そのうち当院は25石を拝領した。堂宇は度々兵火に焼かれ、本堂は慶安年間(1648年頃)に再建された。 江戸時…