地方都市の中心市街地は、人口減少や郊外型商業施設の台頭により、その活力をいかに維持・向上させていくかという共通の課題に直面しています。その中で、富山県高岡市の陸の玄関口、JR高岡駅前でひときわ大きな存在感を放つ複合ビル「ウイング・ウイング高岡」。このビルは、単なる商業施設やオフィスビルではありません。図書館や生涯学習センター、さらには高校まで内包し、文字通り市民の暮らしと学び、そして交流の中心を担う「まちの拠点」です。この重要な拠点の管理運営を一手に担い、高岡市の「まちづくり」そのものを推進する企業の経営とは、一体どのようなものなのでしょうか。今回は、高岡市の中心市街地活性化の中核を担う末広開…