研修医なり立ての頃、小児科志望ならば、と上級医の小児急患センターバイトについていったことがある。その時上級医に言われたのが、「小児科の夜間診療なんて、便秘便秘かぜまた便秘で、浣腸、浣腸、カルボシステインを挟んでまた浣腸、ですよ」という金言である*1。選挙間際でOTC類似薬の保険外し問題がホットになる中、副作用の少ないプリミティヴな薬を外来で出し続ける小児科医として、決して他人事ではないと思いながら、この金言をよく思い出す。 mainichi.jp www.m3.com 振り返って丁度夏時期、専門医機構のプログラムマッチングも近付く中、2年目研修医たちは大体行き先を心に決める時期となった。小児科…