マシーナリーオブアイドル 16 妖魔版 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 16 「声が聞こえたの・・・自分の中から・・・」 「声ですか?」 激戦の後、パイプ椅子の上に座り、痛む背中にオペレーターが薬を綿で付けている、 「なんでしょうかね?テレパシー?」 「そんなわけないだろう」 ホワイトボード横のスーツのおっさんがさらに続け、 オペレーターからこちらに視線を向ける 「いつ聞こえたんだ?さっきの戦闘中か?自分の中からってことは外から聞こえたわけではない、ってことでいいのか?」 私は視線も向けず、パイプ椅子でうつむいたまま、 「はい、戦闘中最後の一撃を…