封切り二日目。 席数118の【シアター5】の入りは三割ほど。 監督の『松居大悟』が演劇出身とのこともあり前作の〔くれなずめ〕に続き本作も舞台モノ。 まぁ、過去作の例からも判るように、同業界での挫折をテーマにしたこの手の作品は、激賞できる対象になった記憶はとんとないのだが。 直近では〔弥生、三月-君を愛した30年-(2020年)〕が同様の手法の語り口。 一年のうち、同じ日付だけを切り取り先の一本は30年間を展開する。 ここではそれが7月26日で、且つある特殊な意味性を持たせ、期間はおおよそ十年弱か。 最初の内は、大写しになるカレンダー付き時計の日にちは一緒、時間だけが異なるので何のことかが判らな…