あしたから出版社 (ちくま文庫, し-56-1)作者:島田 潤一郎筑摩書房Amazon 本当は就職をしたかった。でも、できなかった。 33歳のぼくは、大切な人たちのために、一編の詩を本にすること、出版社を始めることを決心した──。心がこもった良書を刊行しつづける「ひとり出版社」夏葉社の始まりから、青春の悩める日々、編集・装丁・書店営業の裏話、忘れがたい人や出来事といったエピソードまで。生き方、仕事、文学をめぐる心打つエッセイ。「四五歳のぼく」など新たに2篇を増補し文庫化。 著者の島田潤一郎さんは、大切な人の死をきっかけに、33歳のとき、ひとりで出版社・夏葉社を立ち上げます。 出版社といっても、…