俳優。本名は塙勲。(1915-1996)
1915年7月25日生まれ。イギリスで誕生。東京都出身。
貫禄のある悪役や名脇役として知られるが、池波正太郎原作の『剣客商売』では、主役の秋山小兵衛を演じてその存在感を知らしめた。
また、人気時代劇シリーズ『水戸黄門』では、光圀の宿敵・柳沢吉保を長年に渡り演じた。
肺結核により、1996年6月28日没。享年80歳。
南田洋子、滝田裕介、山田吾一がゲスト回の『鬼平犯科帳』「おかね新五郎」(1995)を見直した。おかね(南田洋子)*1が心を寄せる原口新五郎(滝田裕介)との間にできた娘を弥助(山田吾一)に殺され、その仇討ちをするのを長谷川平蔵(中村吉右衛門)と(平三と高杉道場の同門であった)原口新五郎が手を貸す話なのだが、いつも悪役の滝田裕介(1930-2015)が善人の役をやっている。*2 第6シリーズ 第10話|過去の作品|鬼平犯科帳 - フジテレビ 時代劇は悪役がいて成り立つ訳だが、悪役俳優も初めから悪役をやりたかった訳ではないだろう、善人役をやる時はうれしい気持ちがあったのではないだろうか。長く続いた『…
BSプレミアムにて、衣笠貞之助監督、長谷川一夫、京マチ子主演『地獄門』デジタル・リマスター版。1953年制作のカラー映画。 第7回カンヌ国際映画祭グランプリ(最高賞)。第27回アカデミー賞名誉賞、衣裳デザイン賞受賞。 www.youtube.com 平安時代末期、平清盛に仕える武士・盛遠(長谷川一夫)は戦乱の中で美女・袈裟(京マチ子)に出会う。袈裟が人妻と知っても諦めきれない盛遠は…。(Filmarksより転載) 今回の「大映4K映画祭」では上映されていませんが、1950年代の大映映画ということで、出演者など共通するものがあるし、過去に観た作品の記録として残しておきます。 以下は、2011年に…
今年一発目に読み終えたのが1958年に公開になった映画の原作。読むのも見るのも二度目になりますが、照らし合わせるよう流れる映像がどこか心地良い。それでも映画の方は85分と時間も短めなので、原作では難航している内容も割と視聴者に分かり易く見せていきます。一時間で解決する刑事ドラマにも似ているでしょうか。特にエンディングは映画ならではと言った感じで、原作との違いを感じさせます。欲を言えば二時間くらいあっても作品から考えると良いような気もします。そういえばドラマ化もされていて老刑事の鳥飼をビートたけしがやっていたのを思い出しました。さすがに内容までは忘れてしまっていますけどね。機会でもあったらもう一…
不毛地帯[東宝DVD名作セレクション] 発売日: 2015/02/18 メディア: DVD 1976年 山本薩男監督 こちらも「殿さま弥次喜多 捕物道中」*1以降の山形勲氏目当てで鑑賞。 「不毛地帯」は商社とアメリカの航空機会社、自衛隊を絡めた汚職事件的な物語。満州で軍の参謀だった仲代達也扮する壱岐という男が主人公で、wikpediaをみていると、それなりのモデルのような人はいるみたいだが、ずばりではないようだ。(ロッキードやグラマンみたいな名前が出てくるが実際の事件とは関係ないよう) 昔、NHKの土曜ドラマとしてよく放映されていた男の仕事を扱ったようなドラマのタッチで出演者も豪華なんだけど、…
www.shochiku.co.jp 1964年 中村登監督 山形勲というと時代劇等の悪役のイメージを持っていたのだが、「殿さま弥次喜多 捕物道中」*1での山形勲さんがキュートで、他の作品も。。とみたのがこの作品。 曽野綾子原作で、テレビドラマにもなっていたが、二十一歳で父親になるとは、「避けたい事柄」みたいな認識を持って今まで来てしまっていた。しかも、近年曽野綾子氏の言動で首をかしげることも多々起きたり、ますます遠ざかりそうだったけれども、山形勲氏目当てでみてみたなんとも良き父! 優生思想的な考えを持っているようなエリート長男とそれに反発して二十一歳の父になった次男、両方に対して親としての愛…