もう10年以上前の話になるが、指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンについての一文を書いた(→こちら)。学生時代以来、外見ばかり磨き上げたような演奏に思えて好きになれなかったが、いろいろな人が彼について書いた文章を読んだりしているうちに、少し見方が変わってきた、実はカラヤンという人はすごく偉大な人かも知れない、というような話だ。内容もともかく、言い回しが結構気に入っていて、このブログの開設4周年の記事でも、自分自身のお気に入りの記事の一つとして紹介している。カラヤンについてはその時からずっと気になっていた。 今年のお正月、何かのきっかけで『Maestro,Maestro! Herbert von …