中学で (x, y, z)を習ったとき、家に帰り自分の部屋でじっと考えたことがある。それは“ねじれ”についてだった。 3次元で2つの直線が同一平面上にないときの状態を“ねじれ”という。例えば大通りと歩道橋。大通りが南北に、歩道橋が東西に通っているとき、これは“ねじれ”と言える。階段などの細かい部分は気にしないでほしい。 学校で習う“ねじれ”とは数学的解釈であったり、現実で発見出来る“ねじれ”だが、僕が家で考えていたのは、“現実では見えないねじれ”だった。 実際に自分の部屋を3次元で表せば、縦横高さで表せられる。しかし、僕たちの目で見える3次元よりも大きい3次元があったらどうか。XYZのグラフを…