第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。
第十四条
裁判所が「憲法14条に違反」すると判決した事例は、「法の下の平等」を参照。
これからすっごくめんどくさい話をします。いつものようになぜ現行のシステムでは同性婚が役所に受理されないのか、から書くので長くなります。興味のない方はスルーしてください。超要約は赤い文字です。 【現行のシステムについて】 婚姻に関する法律は民法の最後のほうにあります。俗に家族法と呼ばれていて、その婚姻のところをいくら読んでも近親婚の制限や重婚禁止などの規定があっても同性同士の婚姻について禁止する条項がありません。でも不思議なことにできません。条文を追うと婚姻の効力について規定のある739条に 「婚姻は戸籍法の定めるところによりこれを届け出ることでその効力を生ずる」 とあります。民法より先に戸籍制…
これからめんどくさい話を書きます。なぜ現行法で同性婚ができないか、ということから書きはじめるので長くなります。途中までは以前書いたことと同じなので、興味がない方はぜひすっ飛ばしてください。結論だけ知りたい場合は、下のほう、赤字で示してあります。 【なぜ同性2人は婚姻できぬのかもしくは現行制度について】 婚姻に関する法律は民法にあり、しかし民法の婚姻の条文をいくら読んでも近親婚の制限や重婚禁止などの規定があっても同性同士の婚姻について禁止する条項がありません。ですが不思議なことにできません。というのは婚姻の効力について規定のある739条に 「婚姻は戸籍法の定めるところによりこれを届け出ることでそ…
三笠宮妃の百合子さまが、101歳で逝去された。 ところで皇族の死去の場合、「崩御」「薨去」「逝去」と表現があるが、どう違うのか調べてみたら、「崩御」は敬称が「陛下」となる方の死で、「薨去」は「皇族または三位以上の人の死」、とある。だったら百合子さまはなぜ「薨去」ではないのか? 確か三男の高円宮殿下の場合とき、TVは「薨去」と報道した記憶があったが。 私のようなド平民が申すのもなんだが、101歳まで、百合子さまの気品と優雅さは、並大抵ではなかった。これほどまでにお美しい100歳代の女性は、ほかに例がないのではないかと思われるほどだった。 百合子さまは、旧高木子爵のお嬢様だった。やはり、ご出自とお…
これから家族法に関してのめんどくさい話を書きます。なぜ現行法で同性婚ができないか、ということから書きはじめるので長くなります。興味がない方はぜひすっ飛ばしてください。 【なぜ同性2人は婚姻できぬのかもしくは現行制度について】 婚姻に関する法律は民法にあり、しかし民法の婚姻の条文をいくら読んでも近親婚の制限や重婚禁止などの規定があっても同性同士の婚姻について禁止する条項がありません。ですが不思議なことにできません。というのは婚姻の効力について規定のある739条に 「婚姻は戸籍法の定めるところによりこれを届け出ることでその効力を生ずる」 というのがあり、現行の民法より先に戸籍制度があったのでそれを…
そろそろ憲法14条の問題が出るころでしょう 基本的な判例を押さえ、かつ予想問題集などで 問題文の精査の力を養いましょう 伊藤塾の2021の予想問題集(これおススメの本ですよ。このブログではこれをテキストに採用します。)の 第一回目 問題4番の肢4に、いい問題がありましたので紹介します 問題4は正しいものを選べというものですが、 肢4はこうなってます(以下、引用) 4 「女子の定年年齢を男子より低く定めた就業規則は、企業経営上の観点から合理性は認められるが、専ら女子であることのみを理由として差別したことに帰着するものであり、性別のみによる不合理な差別を認めたものとして民法90条の規定により無効で…
―今回の法案を「奇跡的なガラス細工の合意案」と表現していました。 野党はすでに差別解消法案を国会に提出していましたので、与野党協議は5月の連休までずっと平行線でした。野党からの提案は、差別解消のための措置を入れてほしいなど、なかなか受け入れられないものばかりでした。こちらから別の角度からの提案をしないと合意にはたどり着けないと思い、目的や理念に憲法14条の趣旨を入れることを思い付きました。 14条は「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的または社会的関係において、差別されない」とあります。自民党の考えでは性的指向・性自認による差別も憲法…
やっと日本も同性結婚を認める判決が下され、法的にも動き出しましたね。憲法にすべての国民が平等にとある以上解釈がどうのこうの言わずになんとかしてほしいものです。愛し合っていない異性結婚が成り立って、愛し合ってる同性結婚がみとめられないのはおかしいと思いますが。。。 この記事は rule ,justify, bring a case, hearing, appeal など 法律的な表現が多く出てきて難しいので、放置していたときに、コメントを初めて頂き、やる気がグングン湧いてきました(^^♪ 本日一人目の講師Markは、最近、4amに就寝していたのを5amに目覚める生活に一新。おかげて予約できるよう…
タイトルは直球です 今の時代の日本人男性でも中には日本人女性と交際・結婚したい人居ると思います 大人同士で話合って婚姻届を出して結婚するのは当人同士の同意の上ですし 資産管理や生活スタイルも結婚する前に書面交わせば、もし離婚する場面でも困りにくいかもしれない 「結婚条件を書面って無粋やん!」って思われそうだなぁ 【今回取り上げる問題点】 本題に入る ↑たまたまXで見かけたポスト (女性全員とはいわないが) 日本人女性の離婚後の思想 親権は女性優先 共同親権は反対 離婚後、男性に子供を面会させるの反対 上記ありきなのに慰謝料や養育費を男性に半分以上出させる思想 ポストについてなるべくわかりやすく…
前回の記事から引き続き 日本人男性、賢くなろう - 35歳限界説な男の人生記録 日本人男性に見て欲しい記事を書きます 運搬時の事故や腰痛を防ぐため、女性が持ち運べる荷物の重量は法令によって制限されています。 労働基準法の「女性労働基準規則(女性則)」では、単発の作業の場合は30キロ以上、継続作業の場合は20キロ以上の重量物取り扱いを禁止しています ↑これ男女ともに禁止にすれば男女平等なのに男性には容認する法律だよね 日本国憲法第14条は「法の下の平等」を規定しており、人種、信条、性別、社会的身分、門地によって差別されないことを定めていますが日本の法律が憲法違反しているということをまず書きたい …
先日東京地裁で重要な判決がなされました。離婚後の単独親権「合憲」 賠償請求は棄却、東京地裁:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG178GC0X10C21A2000000/ この判決には、実は重要条項が沢山出てくるので、この記事を読むだけでも勉強になる記事です。記事の内容としては、離婚後の単独親権は憲法13条及び14条に違反しているとし、離婚後の父母がともに親権を持つ「共同親権」を創設しないのは立法不作為であると主張していたが、裁判長の判決は、単独親権を定めた民法819条は合憲と判断したというもの。重要条項という点で見れば、記事に出てくる条…