行政目的を実現する強制の手段として、直接強制と間接強制があります。 1 直接強制 直接強制とは、義務者が義務を履行しない場合に、直接に、実力を加え、義務の履行があったのと同一の状態を実現する作用で、代執行以外のものを指します。 直接強制を認める法令は、成田国際空港の安全確保に関する緊急措置法と、学校施設の確保に関する政令のみです。 2 間接強制 間接強制とは、義務の不履行に対して、過料を課し、心理的圧迫を加えて間接的に履行を強制することをいいます。間接強制を認める法律は、砂防法のみです。間接強制は、執行罰ともいいます。「罰」という表現がとられていますが、執行罰は、義務履行の確保の手段であり、制…