脳波だけで見分けがつかないのは不思議なことだなと感じる。 -----講義録始め------ さて、話を戻しましょう。まどろんでいる時とレム睡眠の時の脳波が似ているため、これらを区別するには脳波以外のデータが必要になります。そこで、眼球運動の測定が重要になります。しかし、レム睡眠中でも目が非常に動く時期とそうでない時期があり、目の動きだけでは不十分です。 そこで、筋肉活動の測定が必要になります。筋肉活動といっても、横になっていれば筋肉はリラックスしているはずですが、体には様々な筋肉があります。例えば、手足を動かす骨格筋や、内臓の筋肉、そして私たちの姿勢を保つ働きをする抗重力筋があります。抗重力筋…