教誨 新品価格¥1,650から(2024/8/22 20:49時点) 2006年に実際におきた「秋田連続児童殺害事件」が設定の一部とのこと。平易な文章で書かれていて、長いが読みやすい。 主人公の吉沢香純の、遠縁にあたる三原響子の死刑が執行された。知らぬうちに身元引受人に指名されていた母・吉沢静江(体調不良)の代わりに、幼い頃に一度だけ、ほんのつかの間、会ったことのあるだけの響子の遺骨と遺留品を受け取りに拘置所に赴いた。その時、響子の最期の言葉が「約束は守ったよ、褒めて」であったことを知る。響子は誰と何を「約束」したのか。教誨師の住職も拘置所の職員も一切心当たりがない。香純は、響子の遺骨を本家の…