12月18日、日露戦争で日本軍は旅順要塞の東鶏冠山北堡塁(とうけいかんざんきたほるい)を占領します。(東鶏冠山北堡塁とは)東鶏冠山北堡塁(とうけいかんざんきたほるい)は、日露戦争の激戦地の1つで、ロシアが旅順港を防御するために作った堡塁です。堡塁は、周囲496メートル、面積9900平方メートルの不規則な五角形で、天然の岩にコンクリートと石、泥土で覆って造られています。堡塁の内部には司令部、兵舎、弾薬庫、治療室、台所などがあり、その周りに胸墻、側防窖室が配置されていました。さらに堡塁の周囲は堀があり、堀の外の斜面には高圧電流が流れる鉄条網が架設されるなど、攻めるのが非常に困難な作りでした。 下の…