運輸安全委員会委員長の定例会見の不可思議さ 1月23日、ようやく運輸安全委員会の武田委員長が定例会見の中で、日航516便に関して語った。事故発生国としての今更ながらの遅まき会見であった。 自ら世界的に関心が高い事故、と言いながら今頃の会見、しかも定例として行っていることにまず違和感があった。そして、その武田委員長というお名前が39年前の日航123便の事故調査委員長の武田峻氏と同じ武田という苗字であることに、偶然にしても驚いた。 その会見中、おかしな発言がいくつかあった。まとめると次のようなことである。 「ボイスレコーダー等は国際ルールの決まりであってそのままお伝えすることはしてはならない。安全…