学生のころからMia Hansen-Løveの作品が大好きで、特に『未来よこんにちは』なんて50回くらい観ていると思う。今日の午後、去年公開されていた新作『それでも私は生きていく』を観ることができた。 彼女の映画の中には絶望と希望が併存していて、いつも悲しみや苦しみの中に静かな光が差し込んでくるような印象を受ける。人生はそれでも続いていく、というメッセージを強く感じる。よくRohmerの映画と比較されていたりするのだけど、私は彼女の映画の中にある真実味のようなものがとても好きで、虜にされている。フィクションの印象が強いRohmerの映画だけれど、Mia Hansen-Løveは映画の中に彼女の…