五経の一つ。尭舜から周代まで、模範とすべき歴代の帝王の言行を集めた書。尚書。
なかでも、名君主である尭・舜・禹のそれぞれの治世と、政権の交代が譲り渡される行為・・・「禅譲」と 悪逆な王、夏の桀王、殷の紂王を有徳の周辺国の国王が討ち取る・・・「放伐」というあたりが読み応え がある。 ただし、彼らが本当に名君であったか、また暴君であったか、については疑問も残る。
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風澤中孚 今回は特別企画「易経 六十四卦卦辞」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 六十四卦卦辞」になります。 今回は「風澤中孚(ふうたくちゅうふ)」です。 風澤中孚 卦辞は「中孚 豚魚 吉 利渉大川 利貞」ちゅうふ とんぎょにしてきちなり たいせんをわたるによろし ただしきによろし。です。 ひとつ前の卦が「水澤節」で、節を通したので、「孚(まこと)」の「風澤中孚」が配置されています。 卦辞は「豚魚(とんぎょ)」は「いるか」「スナメリ」「ふぐ」などのイメージです、愛の魚でもある「いるか」は風の方に口を向ける、「風」は「無意識からのメッセージ」でもあり、「成長」を意味する「木…
垂拱之化 今回は垂拱之化(すいきょうのか)です。 中国の昔の言葉で、統治者が何もしなくてもみんなが統治者の徳に感化されて悪いことをしなかったから、何もしなくても平和だった、ということです。 嘘でしょ? 多分そうでしょうね。 だって、昔はよかった、ってよく聞くけど、実際には日本だって昔より凶悪事件は減ってるよね。 そうです、今の子供は昔の子より悪いことをしにくくなっています。昔の方がとにかく悪かったと言えます。今の子はいい子が多いんです。実際に子供を見て凶悪化したとは思えないですよ。 そうそう、昔はよかった、は幻想。今だっていいことはたくさんある。 そうですね、昔より今なんて政治家もめちゃめちゃ…
渉于春氷 今回は渉于春氷(しゅんぴょうをわたる)(しょううしゅんぴょう)です。 大変危険な状態を意味する言葉です。 春の氷を渡るって、とけそうだから危ないってことね。 そういうことです。心配で仕方ないドキドキする感じですね。 見ている方もドキドキするね。 そうですね。 出典は「書経」でした。
陳情令・蓮花塢と書経 陳情令24話でみられる蓮花塢の扁額の文字は、『書経』に関したものである。 『書経』は五経(詩経・書経・礼記・易経・春秋)のひとつで、中国では『尚書』で通っているのだが、日本では『書経』の方がメジャーである。中国古代の歴史書で、伝説の堯舜から周王朝の君臣の心得などが記されている。 原作小説には扁額の文字は記されていないので、陳情令のドラマオリジナルである。陳情令につられて、ついに書経にまで触れることと相成った。
みなさん、こんばんは。丸岡です。 大変長らくお待たせしましたが、本日が金滕の最後のシーンです。お楽しみください。 二公(太公、召公)及び、成王は、既に、金滕匱中の書を見て、始めて、周公が武王の命に代はらんと迄に、祈請したる誠意を知り、すなはち、その事の始末を、諸史(卜を掌りし人)と、百執事(その事に関係したる、諸役人を指す。)とに、問ひたるに、その人々対(こた)へて曰く、然り。信に、その事ありたるに相違なかりし。ああ、それに付き、当日の事が思はるる。そもそも、当日は、公(周公)が、祝の事を我等に命じ、我等が、まさに、その事を掌りしが、その事、頗る秘密にして、他へ洩らし聞こゆることを、禁ぜられた…