印字された文字は、やはり統一感があって良い。なにせ、自分の字が好きではない。 本棚には十冊以上のファイルが並べられている。その背表紙にラベルを貼る。”ラベリングをする”がなかなか手つかずだったのだが、そう口に出した途端にやり始めた。なんだ、すぐ終わるではないか。 背表紙の厚さで文字の大きさを変えている。ご丁寧にそんなことをして、途中で終わらせていた。そこから日が空き、今回、そのことに気付かず印字した文字の大きさは、すべて同じだ。しかし気にしない。こだわっているのか、そうでないのか、中途半端である。 ここの書類を見てもらえば、私でなくても”家のこと”が把握できる。片付けの目的の一つはそれである。…