「でね、パリスの所有小惑星には . . 」 と言いかけて、ロサ・キアラは その瞳と髪の色を同じくらい煌めく真紅の爪を翻して言いなおす。 その輝きは、ルビーというより、レッドダイヤモンド。 「その、隣の小惑星だった、そこにはね。」 オロルが うなづく。 「ジャガー、だっけ?」 「ううん、ちがう。オロル、ジャガーって、古代地球 古典長編大作の『▲い~ん さーが』じゃないんだから。」 と、ロサ。 オロルが、それなら何だっただろう . . という顔をする。 ジャガーでもなくて、ヒョウでもなくて。 ロサは言う。 「ほら、トラ。虎人間がいるの。」 オロル 「トラ? 見たことあるの?」 ロサ 「ないけど。パ…