『歓待について』(2)0422(重要点に線を引きました) 補足: デリダの講演は「行ったり来たり」を繰り返すので、筋をつかみにくいですが、まずは180ページ以降の「訳者あとがき」を併読しておいてくれるとたすかります。 ポイント: (1)p. 183− 移民難民問題。デリダに先立つ考えとして、いくつか挙げられる。 ・イデオロギー的な外人排斥 ・それに対する左翼的運動 デリダは最終的にはこれらの間に位置しているが、この「間」も二つに分かれる。 ・デリダのように「無条件の歓待」をなんらかのかたちで記憶に留めているタイプ。 ・デリダの「無条件な歓待」などは「終わった」とみなし、より「現実主義」的な立場…