ながい・たつお(1904-1990)
明治37年、東京神田に生まれる。
16歳のとき短篇『活版屋の話』が文芸雑誌「サンエス」に当選、選者菊池寛に認められる。
昭和2年、文藝春秋入社。「オール読物」「文藝春秋」編集長などをつとめる。
戦後創作活動に専念し、『朝霧』で横光利一賞受賞。短篇の名手といわれ、『一個その他』で野間文芸賞、芸術院賞を、『コチャバンバ行き』で読売文学賞、『秋』で川端康成賞を受ける。
昭和56年文化勲章。
自選による『永井龍男全集』全12巻がある。
平成2年10月12日逝去。