ゴ・キ・ブ・リ。 生きている化石とまで言われていて、その出現は今から2億6000万年前と言われている。 現在、全世界に約4,000種、総数にして1兆4,853億匹、日本には236億匹もいらっしゃるのだ。恐ろしいほどの数だ。 平安時代には都乃牟之(つのむし)、江戸時代に油虫と呼ばれるようになり、俳句の夏の季語にさえなっていたらしい。失礼だが、江戸時代の人の風流感覚が理解できない。 ゴキブリと呼ばれるようになったのは明治時代からのようだ。 百科事典に記載されている「御器噛(ごきかぶり)」という呼び名がからきているという説がある。器でさえも噛む……虫。 暖かい地方のゴキブリは大きい。 沖縄のゴキブリ…