津島佑子

(読書)
つしまゆうこ

小説家。
1947年3月30日、東京都に生まれる。本名、里子。小説家太宰治(本名・津島修治)の次女。白百合女子大学文学部英文学科卒業。在学中より「文芸首都」に加わり創作を始める。1991年から92年にかけてパリ大学国立東洋言語文化研究所にて日本近代文学を講義。また学生とともにアイヌ叙事詩の仏語訳に取り組む。いくつかの作品は英語・フランス語・中国語などに翻訳されてもいる。受賞多数。読売文学賞、野間文芸賞、伊藤整文学賞、川端康成文学賞、朝日賞選考委員。元衆議院議員津島雄二は義兄、小説家太田治子は異母妹にあたる。
2016年2月18日、肺がんのため死去。享年68歳。報道によると、「闘病しつつ『父をテーマに書く』と準備を進めていた」という。*1

主な著作

長編

  • 『生き物の集まる家』新潮社、1973年
  • 『寵児』河出書房新社、1978年(女流文学賞
  • 『燃える風』中央公論社、1980年
  • 『山を走る女』講談社、1980年
  • 『火の河のほとりで』講談社、1983年
  • 『夜の光に追われて』講談社、1986年(読売文学賞
  • 『溢れる春』新潮社、1990年
  • 『大いなる夢よ、光よ』講談社、1991年
  • 『風よ、空駆ける風よ』文藝春秋、1995年(伊藤整文学賞
  • 『火の山―山猿記』講談社、1998年(谷崎潤一郎賞野間文芸賞
  • 『笑いオオカミ』新潮社、2000年(大佛次郎賞
  • 『ナラ・レポート』文藝春秋、2004年(芸術選奨文部科学大臣賞紫式部文学賞
  • 『あまりに野蛮な』講談社、2008年
  • 『黄金の夢の歌』講談社、2010年
  • 『葦舟、飛んだ』毎日新聞社、2011年
  • 『ヤマネコ・ドーム』講談社、2013年

作品集

  • 『謝肉祭』河出書房新社、1971年
  • 『童子の影』河出書房新社、1973年
  • 『葎(むぐら)の母』河出書房新社、1975年(田村俊子賞
  • 『草の臥所(ふしど)』講談社、1977年(泉鏡花文学賞
  • 『歓びの島』中央公論社、1978年
  • 『光の領分』講談社、1979年(野間文芸新人賞
  • 『最後の狩猟』(初期作品集)作品社、1979年
  • 『水府』河出書房新社、1982年
  • 『黙市(だんまりいち)』新潮社、1984年(表題作で川端康成文学賞
  • 『逢魔(おうま)物語』講談社、1984年
  • 『真昼へ』新潮社、1988年(平林たい子文学賞
  • 『夢の記録』文藝春秋、1988年
  • 『かがやく水の時代』新潮社、1994年
  • 『「私」』新潮社、1999年
  • 『電気馬』新潮社、2009年

エッセイ集、対談、翻訳など

  • 『透明空間が見える時』青銅社、1977年
  • 『夜のティーパーティ』人文書院、1979年
  • 『何が性格を作るか〔性格学講義〕』(宮城音弥との共著)朝日出版社、1979年
  • 『夜と朝の手紙』海竜社、1980年
  • 『私の時間』人文書院、1982年
  • 『小説のなかの風景』中央公論社、1982年
  • 『幼き日々へ』講談社、1986年
  • 『本の中の少女たち』中央公論社、1989年
  • 『伊勢物語/土佐日記 古典の旅―2』講談社、1990年
  • 『キャリアと家族』(マーガレット・ドラブルとの対談)岩波書店、1990年
  • クリステン・ビヨンケア『愛の時代』(福井信子との共訳)福武書店、1990年
  • アイヌ神謡集の仏語訳『銀の雫降る、降る―アイヌの歌』(監修)ガリマール社、1995年
  • 『アニの夢 私のイノチ』講談社、1999年
  • 『快楽の本棚』中央公論社、2003年
  • 『女という経験』平凡社、2006年
  • 『山のある家 井戸のある家 東京ソウル往復書簡』(申京淑との共著)集英社、2007年
  • 『トーキナ・ト』福音館書店、2008年
  • 『グリムの森へ』(共著)小学館、2015年
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