千葉市から水戸市への移動中、神保町に足を延ばして映画「ひめゆりの塔」を見てきました。「ひめゆりの塔」は何度か映画化されていますが、私が今回見たのは今井正監督による昭和28年版です。「ひめゆり学徒隊」と呼ばれた、第二次大戦の沖縄戦で看護婦として従軍した女子生徒たちと、彼女らを引率する教員らを描いた作品です。 ひめゆりの塔。手前に写っている高さ数十センチ程度の小さな石の碑です。──女子生徒たちは、当初は嘉手納より少し南側の南風原(はえばる)の陸軍病院に派遣されます。病院とは言っても丘の斜面に掘られた壕であり、次々と運ばれる負傷兵を収容し切れず、壕の外には、誰かが死んで空きが出るのを待つ負傷兵が溢れ…