★★★★☆ あらすじ 夫と共に理髪店を営む女は、見習いとして甥を迎え入れたが、夫が戦争に召集されてしまう。 タイトルの読みは「しろがねしんじゅう」。99分。 感想 夫と見習いの甥と共に理髪店を営んでいた女が主人公だ。夫が戦争に召集され、戦死の誤報を受け取ったことから人生が狂っていく。冒頭でまずクライマックス直前の様子が描かれてから、過去を回想していく構成になっている。斜めに傾いた映像が尋常ならざる気配を醸し出し、不穏を煽る。 主人公の夫が召集されたのは、沖縄や硫黄島に米軍がやって来た頃だ。終戦まであと少しなので、てっきりすぐに戻ってくるものだと思っていたのだが、5カ月位もあれば戦地に行って戦死…