俳優(1926年〜1964年) 戦後の松竹を代表するスター 子は俳優の中井貴恵、中井貴一
1926年 12月9日京都生れ 1947年 『不死鳥』(木下恵介監督)にて映画デビュー(上原謙の代役) 1953年 映画版『君の名は』後宮春樹役 1964年 8月17日交通事故により死去
「自由がほしい」と会社を辞めた佐分利は…。夫をポンポン罵倒した挙句、首根っこを掴んで家から追い出した妻の高峰三枝子が急にモテモテになる展開も愉快。淡島千景がアプレな姪を楽しそうに演じているコメディの傑作であり、戦後自由社会におけるジェンダー問題を描いた点でも斬新。 (シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用) 監督:渋谷実 出演:佐分利信、高峰三枝子、淡島千景、佐田啓二、田村秋子、杉村春子、笠智衆 絶対観たかった! かつて中野翠さんが獅子文六を紹介しているコラムでこの作品を取り上げていたので。 旦那は自由が欲しいと出ていった(半分追い出された笑)。すぐ帰ってくるだろうと思ったら帰ってこない。ホー…
自殺の名所の側に住む笠智衆と杉村春子夫婦。笠は今夜も自殺しようとした桂木洋子を家に連れ帰るが、続けて長男・三國連太郎も淡島千景をつれてきて…。ピンとくる笠に「またですか、お父さん!」と答える杉村が絶妙。自殺という重いテーマを扱いながら笑いあり涙あり、最後は幸せな空気が溢れる隠れた佳作。 (シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用) 監督:大庭秀雄 出演:三國連太郎/佐田啓二/淡島千景/桂木洋子/笠智衆/杉村春子/小園蓉子 自殺者がくるとなんか勘が働く!(つってもそんなに打率はよくない)笠智衆。 自殺しようとしたのは次男といい感じの娘さん。金持ちのガキに孕まされたのだ。記者である長男は事件を新聞に…
監督 野村芳太郎 脚本 野村芳太郎 山田洋二 多賀祥介 出演 渥美清 久我美子 佐田啓二 岩下志麻 南田洋子 小沢昭一 宮城まり子 藤山寛美 勝呂誉 浜村純 春川ますみ 加藤嘉 ミッキー安川 BS松竹東急より 久我美子・渥美清 前作が好調につき翌年公開された続・拝啓天皇陛下様。出演者も久我美子、佐田啓二、岩下志麻と豪華になりましたが、渥美清人気に全てのっかった作品で、すみません、私、途中で寝ちゃいました(;^_^A。 小沢昭一も頑張りましたが、どーも面白くない。やっぱり2匹目のどじょうって難しいですね。唯一続きもので面白かったという記憶があるのはアメリカ映画の「バックトゥザフューチャー」です。…
修理工と令嬢の恋物語―――映画界の革命児といわれた木下恵介が、大作「破戒」に続いて取り組んだ、明るくてそれでいてちょっと切ない恋愛映画。佐野周二と原節子という豪華な顔ぶれで、身分を超えた愛が互いの理解と尊重の上に成り立つさまを爽やかに綴っている。本当のお嬢様とは何か?真実の愛とは何か?を、教えてくれる逸品。 (Prime Videoより引用) 監督:木下恵介 出演:佐野周二/原節子/佐田啓二 お嬢さん乾杯! 佐野周二 Amazon おとこっぷりもよいし、商才(車の修理屋)もある、佐野周二に見合いが。結婚する気なんてない! もう32だろ! 34です! そんなこんなで会ってみたら……原節子さん! …
京銘菓の老舗を継いだ現代娘が、伝統の生菓子づくりに若い情熱を燃やし、次第に京女として成長していく──。沢野久雄の小説『五条坂』『愛する権利』を新藤兼人が脚色、吉村公三郎が監督した女性映画。岡田茉莉子の溌剌とした存在感が魅力。 (ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用) 監督:吉村公三郎出演:岡田茉莉子/佐田啓二/高千穂ひづる/河内桃子/森美樹/乙羽信子/中村鴈治郎 自分の中で吉村公三郎といったら『夜の河』なんですが、こちらも京都もの。和菓子屋を継ぐことになった岡田茉莉子の奮闘である。はじめはべつに和菓子なんて興味がなかった。なのに、喧嘩をして過失致死によって監獄行きとなった老和菓子職人の真剣な姿…
若者達の友情や挫折を描いた名作の多い山田シナリオを思わせる、木下脚本の青春群像劇。顔を揃えた気鋭の若手俳優達も素晴らしい。 (神保町シアターホームページより引用) 監督:木下恵介 出演:津川雅彦/川津祐介/小坂一也/山本豊三/石浜朗/有馬稲子/佐田啓二 控えめにいって、最高だった! 車内から始まる。川津と佐田は田舎に帰るところ。東京で川津は女がらみで問題を起こし、佐田もまた芸者との駆け落ちが失敗した。 川津が帰ってくると、仲間たちが集まってくる。五人はそれぞれの暮らしや悩みがある。 あるとき川津がそれぞれに金を貸して欲しいと持ち出すが……。五人の青春グラフティ(一部ではBL的、ということらしい…
一人の女の数十年にわたる愛憎を描いた大河メロドラマ。夫・仲代への恨みを決して忘れない高峰秀子の鬼気迫る演技に圧倒される傑作。フラメンコの弾き語りという意表を突く木下忠司の音楽とともに、木下恵介特有の過剰なエモーションが阿蘇の大地に響きわたる! (シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用) 監督:木下恵介 出演:高峰秀子/佐田啓二/仲代達矢/石浜朗/乙羽信子/田村正和/藤由紀子/加藤嘉 いやー、面白かった。マジで大河! 佐田啓二が戦地から帰ってくるのを待つ可憐な高峰。 そんなとき地主の息子・仲代が足を負傷して帰ってくる。そして仲代は、高峰を……。 佐田が帰ってきても、高峰は会おうとしない。無理やり…
ひょんなことから多々良純の家に下宿することになったヴァイオリニストの佐田啓二。ところが多々良が姿を消し、彼から家を買ったと主張する者たちが次々乗り込んできて…。佐田の恋人・有馬稲子が下宿代をトイチで貸したりキスの代金を要求したりとドケチぶりを発揮。小山は高校の校長の元二号で家を買った一人。出演者が豪華すぎる梅崎春生原作の一本。 (シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用) 監督:中村登 出演:佐田啓二/有馬稲子/小山明子/日守新一/三井弘次/多々良純/三好栄子/瞳麗子/桂小金治 ノーと言えない男、佐田啓二。 佐田啓二がまたいい男で、他の男たちと顔の作りが違うのだが、そこが「ダメなやつだな〜」と思…
終戦間もない横浜で混血児を預かる児童養護施設の切り盛りを任された野心家のヒロインを、若き淡島が体当たりで演じた。淡島のデビュー作『てんやわんや』の監督・原作コンビで、淡島の個性がさらに際立った辛口社会派コメディ。 (神保町シアターホームページより引用) 監督:渋谷実 出演:淡島千景/小沢栄/佐田啓二/桂木洋子/倉田マユミ/東山千栄子 神保町シアターは1月末から「女優魂 忘れられない『この一本』」と銘打って、人気女優の白熱演技を集めている。今回は淡島千景さん。ちょうど『大番』四部作を観終えたばかりの観賞だったので、獅子文六! 淡島千景! 連続である。混血児たちの児童擁護施設を運営している淡島はか…
お早よう ニューデジタルリマスター 佐田啓二 Amazon ★★★★ 多摩川沿いの新興住宅地。林民子(三宅邦子)は町内会の会計をしているが、会長の妻・原口きく江(杉村春子)は会費を受け取っていないという。原口家では洗濯機を買ったばかりだった。林家の長男・実(設楽幸嗣)と次男・勇(島津雅彦)は、大相撲中継を見るため隣人の家に上がりこんでいる。2人はテレビが欲しかった。また、無職の青年・福井平一郎(佐田啓二)は子供たちに英語を教えており、会社員の有田節子(久我美子)といい仲である。 『三丁目の夕日』【Amazon】とほぼ同年代を扱っている。当時は高度経済成長期の入口に差し掛かり、洗濯機・冷蔵庫・白…