海の駅は、国土交通省地方運輸局および海の駅ネットワーク設置認定委員会が登録した船舶係留施設である。
誰でも、気軽に、安心して、楽しめる施設であり、車で陸から、プレジャーボートで海から、どちらからでもアプローチできるマリンレジャー拠点。
来訪者のための一時係留設備(ビジターバース)、トイレ、マリンレジャーに関する情報提供のための施設のほか、ホテルやレストラン等の施設を併設したところもあり、地域観光の足がかりとしても利用されている。また、レンタルボート等を利用したクルージングや、各種マリンイベントの開催、朝市による海産物等の販売、地元漁船等を活用した漁業体験など、地域の特性を活かした取り組みが実施されている。
瀬戸内海の豊かな自然環境と歴史や文化という貴重な地域の観光資源を多くの人に発信することにより、瀬戸内海の島々への観光客を誘致し、賑わいをもたせて地域経済の活性化と産業振興を図り、人々に安らぎと癒しを与えることを目的に、2000年3月に広島県豊町に設置された「ゆたかの海の駅」が発祥。
その後、各ブロックに地方自治体、民間事業者と国が連携した「海の駅」設置推進会議や、NPO法人海の駅ネットワークが設立され、2012年5月1日現在では全国で135駅が登録されている。