火星年代記

火星年代記 (ハヤカワ文庫 NV 114) 作者: レイ・ブラッドベリ,小笠原豊樹 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1976/03/14 メディア: 文庫 購入: 13人 クリック: 329回 この商品を含むブログ (151件) を見る レイ・ブラッドベリの『火星年代記』を読んだ友人が、タイトルは知ってたけどこんな話やったんや、おもしろかったと言っているのをうんうんと聞いていたが、内容をすっかり忘れていて内心穏やかではなかった。で、再読。こんな話やったんや。 『火星年代記』は26篇の短篇から成るSF連作短編集。最初の火星探検隊のロケットが打ち上げられ、地球人の火星入植、街の建設と火星人…

活字の存在しない未来の管理社会を描いたレイ・ブラッドベリの小説を映画化．主人公モンターグは禁止されている書物の捜索と焼却にあたる有能な消防士だったが，クラリスという女性と知り合った事から本について興味を持ち始める．やがて読書の虜となった彼の前には妻の裏切りと同僚の追跡が待っていた…． ビブリオフィル（愛書家）であったフランソワ・トリュフォー（François Roland Truffaut）は，仰々しいSF映画の様式を「生理的嫌悪感を覚える」というほど徹底的に批判した．本作は，分類上は近未来型SF映画になるだろう．しかし，トリュフォーの意図は，文学と人間の精神性への賛歌であり，「焚書」の常態化…

ほぼ再掲 火星年代記 レイ・ブラッドベリの作品です。かつて火星に存在した生命の滅亡迄を、少しIronicに描いています。それの贋作です。私の火星年代記 Ⅱ 宜しければ。拙作ですが。長いです 火星年代記 Ⅱ 﨑山版一面に広がる大海原、美しい。陸は我々の住む惑星の5%。未だ原始的な地球人は我々を火星人と呼ぶ。我々は自分達の事をアクエリアス人（ポカリスエット人では無いですよ、必須アミノ酸の有無で！）と呼ぶ。ある日、突然γ線バーストがアクエリアスを襲う。95%の海の半分が水蒸気となる。約半分の水は、地底に。我々の住める場所は一つ、地底しかない。γ線バーストの威力は凄まじい！近隣のどこかの恒星が爆発し、…

毎年8月は体調を崩している。今年は崩さずに済んだがメンタルの調子が悪い。アウトプットを試みたがあまり成果が出なかった。書きたいことがまだよくわからない、というか、集中できていない。書きたいことなんてとうに無くなっているので、小説を書くモチベーションはそこにはないのだが、目指すべきゴールが見えていないというような状態だ。やみくもにインプットしているが、それも低調である。 ■インプット <<本>> パトリシア・ハイスミス「サスペンス小説の書き方」 興味深い内容だがほしい情報ではなかった。冒頭に「本書はハウツー本ではない」とあるように、方法論ではなく作家としてのマインドが述べられており、なんだかタイ…

生命の可能性を秘めた赤い惑星 火星は、太陽系の中で地球に最も似た環境を持つ惑星として、多くの人々の関心を集めてきたわ。その赤い色と、過去に液体の水が流れていた可能性から、火星にはかつて生命が存在していたのではないかと考えられているの。今回は、そんな火星の魅力と謎について、詳しく見ていきましょう。 目次 火星の基本情報 火星の赤い色の理由 火星の空の色 火星の大気と気候 火星の火山と地震 火星探査の歴史と成果 火星にかつて存在した水の痕跡 火星に生命が存在する可能性 火星の衛星フォボスとダイモス 火星にまつわる神話と文化 火星の基本情報 火星は太陽系で4番目に太陽に近い惑星で、直径は約6,779…

３回目をむかえ毎年恒例となりつつある「安房直子のお料理会」 今年も、Ｘでご活躍中の火星年代記さん（Ｘ ID：@rayray23250052）をお招きして、安房作品に登場する秋のお料理をたのしむ会を開催いたします。 日時：９月２３日（月）９時～１４時 会場：おうちスペースflat （千葉県松戸市新松戸3-178-2） 定員：先着１０名 会費：2600円 お申込先：awanaoko.lilac★gmail.com（★を@にして、お送り下さい）お支払方法等の詳細につきましては、お申込み後メールにてご連絡いたします メニュー ・とうふのくるみあえ（「ききょうの娘」より）・サフラン風味の魚介スープ（「火…

火星年代記 レイ・ブラッドベリの作品です。かつて火星に存在した生命の滅亡迄を、少しIronicに描いています。それの贋作です。私の火星年代記 Ⅱ

空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン ブルーシープ Amazon 三連休最終日、妻子と美術館へ。東京ステーションギャラリーにて『空想旅行案内人 ジャン＝ミッシェル・フォロン』鑑賞。 ジャン＝ミッシェル・フォロン（1934-2005）は、ベルギーを代表する画家の一人で、今回は日本で30年ぶりの大回顧展とのこと。解説によるとマグリットの影響を受けているとのことで、絵の雰囲気は違うけれど構図など確かにその片鱗がうかがえる。展示は初期のドローイングから水彩画、版画、ポスター、雑誌の表紙や小説の挿絵、舞台美術、彫刻など多彩。 フォロンの作品は一見童話の挿絵みたいで可愛げだけど、意外に怖いと思った…

レイ・ブラッドベリの名前は聞き覚えがあったのだが、これまで本を手に取ったことは無かった彼の本を読むきっかけをくれたのは、オー・ノー・ダークネス！！という名前のロックバンドだった 良い曲だ。このCDを買ったのはコロナ前だったから2019年か18年だろう。程なくして私は火星年代記を読んだ。それはとても良い小説だった そして華氏451度を読んでいる途中でなんとなくブログを始めた。ブラッドベリは出来るだけ読んでみようと思う。オー・ノー・ダークネス！！のメンバーに感謝する 2024年04月27日

近年近頃、１～２ヶ月周期で繰り返し眺めている映画『オデッセイ』……。 2016年の封切り時に映画館で観、ついでDVDで観、今はBlu-rayで観、時にディスクのセットを面倒に思うとamazon primeで視聴……、と何度もリピートしているのは、むろんこの映画が、好きだから。 中盤、デヴィッド・ボウイの「スターマン」を１曲丸ごと使ってシーンをつなげた辺りの、おそらくはあえてそうしたであろう迎合ポピュリズム的演出も、この場合、好感に輪をかける。 劇中の重要な部分での国家航天局というカタチで登場の善意なカタマリのような中国の描きようは鼻白むしかないけども、マット･ディモンやクリスティン･ウィグやジ…

「すごい!? ハヤカワ文庫の100冊 2018」で紹介されていた本の一覧。

仕事して接骨院寄ってきた。 明日仕事すると休みなので、騙し騙しいく。 この前「百年の孤独」文庫発売のニュースでぶったまげたところですが、今日は早川書房で「歌う船」新訳版のニュースが。 おい待てちゃんとシリーズ全作出すんだろうな。新訳版出すんだろうな。「人類補完機構」だって全短編収録版を出したんだ。いけるだろ。昔、GREEに生息してた頃、チャット仲間のお兄さんに教えてもらって「ノーストリリア」読んで以来、いつ出るのかいつ出るのかと待っていた全短編収録作品集。当然持ってます。 今じゃウィリアム・ギヴスンとか伊藤計劃とか本格ミステリとか、そんなんばっかり読んでる雑種犬ですがね、その昔は古典SFもちゃ…