2-3-3-4.第二部のまとめ:できることはまだある 私がこのような深刻な危機感を持つようになったのはなぜなのか少しお話しすることにします。 私の社会人としてのキャリアをスタートさせたのはとあるメーカー企業の物流部門に配属されたところからでした。 その企業での物流部門の役割は製造部門、営業部門、マーケティング部門、調達部門それぞれとの調整役として「製販会議」と呼んでいた会議体を主催し需要と供給のバランスをいかに取るかということでした。 その後コンサルティング会社に転職しそれまでの自分の経験や知識をもとにして主にSCMの領域に関する案件を担当するようになりました。今思い返すと当初はコンサルタント…