ジャーナリストのトーマス・フリードマンが「フラット化する世界」を執筆した2005年当時、経済は世界を豊かにし、国同士を仲良くさせるための「平和の道具」だった。「経済的に相互依存(フラット化)すれば、国同士は戦争をしなくなる(マクドナルド理論など)」と信じられていた。この開かれた恩恵を最も享受してきた国のひとつが日本だった。 フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(合本) (日本経済新聞出版) 作者:トーマス・フリードマン 日経BP Amazon しかし今、私たちの目の前にある現実はその真逆だ。特定の国がサプライチェーンの独占的な地位(例えば半導体の材料やレアアース、安価な製造能…