療養型病棟は、病状が安定しているものの継続的な医療ケアを必要とする慢性疾患患者のための医療施設です。入院患者の大部分を高齢者が占めており、介護職員が重要な役割を担っています。ここでは、このような医療現場で働く介護職員の一日の業務の流れを詳しくご紹介します。 朝の業務開始から午前中の流れ 勤務は午前8時30分にナースステーションでの申し送りから始まります。夜勤の看護師から夜間の患者状況や入退院の情報などが伝達されますが、日勤の介護職員は体調に変化のある注意が必要な患者の情報のみを確認し、直ちに排泄ケアの業務に取り掛かります。 勤務していた病棟は61床の規模で、患者の約9割が排泄用品を使用していま…