架空犯 作者:東野 圭吾 幻冬舎 Amazon 2,200円+税。数年前までは1,600円とか1,800円とかで手に入った記憶がある。一瞬購入をためらうが、ここでファンが買わなければ将来さらに値段が上がってしまうぞ、買うんだ、将来の自分のためにと自分で自分の背中を押した。 本作は久々に警察視点で話が展開する、硬派な雰囲気である。しかも身内である所轄の警察官が事件に関与しているようだ。そう、こういうのが読みたかったんだよ。これを待ってた。警察視点という点では『白夜行』にも通じる。4分の1ほど読んだ時点での満足度は最高だ。 その上、東京都昭島市という、私が3年で3回も出張で訪れた土地が偶然にも登場…