この前、神田古本まつりへ初めて参加した。ぼくは古本はよく買うけれど、古書店に入ることなんてまずない。もっぱらブックオフである。ただ、読書を趣味としているからには、古本まつりへ行っておかなければという謎の強迫観念に駆られ、昼からしこたま酒を飲んだ後で、夕方酔い覚ましがてら神保町へと到着した。 まあ、夕方であればそんなに人出もないだろうと思って参加したのだけれど、酔っ払いの読みなども当たるわけもなく、なかなかの人出があった。それしても、本好きたちがこんなにもワラワラといったい普段はどこに隠れていたんだろうと思う。日常で生活していると、「えー、私も読書好きなんですぅ、今度一緒に本屋に行きましょう?」…