ロシア革命後、左翼思想の玉座を占めたのはマルクス・レーニン主義だった。なにしろ、ロシア革命を“光背”とする巧妙かつ組織的なプロパンガンダをした。 なので、アナキズム(Wikipediaによる注:権力に基づくヒエラルキーに反対する政治哲学と運動のこと。アナキズムは、国家を望ましくなく不必要で有害なものであると考える思想であり、国家の廃止を呼びかける。無政府主義とも呼ばれる)などはすっかり隅のほうに追いやられた。 アナキズムは、個人的イニシアチブ(バクーニン、大杉 栄など)に依存的で、思想的政治的組織的な継続性と組織性を欠く。だから、全体主義や軍部独裁との戦いで勝利することはむつかしい(スペイン内…