プロ野球選手・監督。 左投左打、ポジションは外野手。背番号は22→4番。
1920年6月3日生まれ。大阪府出身。 市岡中学*1で1936年、1937年と2年連続で甲子園に出場。
卒業後、早稲田大学に進学し4番打者として早慶戦を沸かせた。 全大阪を経て1948年、南海ホークスに入団。
6番打者に定着、第1期黄金時代に大きく貢献した。
1954年、高橋ユニオンズに移籍。ユニオンズでは主将を務める。
1956年、高橋ユニオンズの選手兼任監督に就任。
同年、現役引退。
*1:現在の市岡高校。
映画脚本家。1927年東京生まれ。2002年没。 深作欣二監督『仁義なき戦い』シリーズ(第四部まで)の脚本ほかで知られる。 主に東映で、時代劇、やくざ映画の脚本を多数執筆。 脚本のため美能幸三のもとへ単身取材しにいったというエピソードがある。 代表作に『県警対組織暴力』、『二百三高地』、『大日本帝国』、『226』、『浪人街』ほか多数。 著書に『「妖しの民」と生まれきて』(ちくま文庫)、『昭和の劇』(太田出版)ほか。 野上龍雄との共同ペンネーム「笠上和雄」*1や、舛田利雄との共同ペンネーム「かさだとしお」などがある。
*1:『影同心II』など
YouTube「松竹シネマPLUSシアター」で無料配信されていた、映画『226』(1989年、監督:五社英雄)を鑑賞。二・二六事件発生から終結までの四日間を、陸軍将校の視点から描いた大作映画。あの頃映画 「226」 [DVD]萩原健一Amazon決起将校にショーケンこと萩原健一をはじめ三浦友和、本木雅弘、佐野史郎、竹中直人ら名を連ね、なかなか豪華なキャストである。ただ昭和維新とか言葉は勇ましいが、将校たちがクーデターを起こす理由がきちんと描かれてないのは不満。北一輝や西田税を映画に登場させて思想的背景を描いてほしかった。ただ民衆が貧困に瀕してるというだけではどうも……。また昭和天皇の御意思が「…
一条真也です。日本映画「十一人の賊軍」をシネプレックス小倉で鑑賞。東映が60年の時間を経て作った時代劇超大作ですが。とにかく戦闘シーンがリアルで、迫力満点でした。W主演の山田孝之と仲野太賀の熱演も素晴らしかったです! ヤフーの「解説」には、こう書かれています。「『日本侠客伝』『仁義なき戦い』シリーズなどを手掛けた脚本家・笠原和夫のプロットを原案に描くアクション時代劇。江戸幕府から明治政府へと政権が移り変わろうとしていた戊辰戦争の最中、新発田藩(現・新潟県新発田市)で起きた抗争を映し出す。監督を手掛けるのは『碁盤斬り』などの白石和彌。『ステップ』などの山田孝之、『泣く子はいねぇが』などの仲野太賀…
封切り三日目。 席数235の【SCREEN7】の入りは四割ほど。 「武士は相身互い」と言う。「同じ立場の者は、互いに思いやりをもって助け合うべき」との意だが、この「同じ立場」がいやらしい方便。 上の者にはおもねるし、下の者には居丈高になる。 それを如実に現わしたのが本作。 平民と一部の武士を除くほとんどの登場人物がいけ好かないのだ。 『白石和彌』の監督としては十五作目。 そのうち時代劇は〔碁盤斬り(2024年)〕に次いで二本目。 ハートウォーミングさが前面に出た前作に比べ、今回は殺伐さが目立つ。 もっとも過去の暴力的な描写は健在で、それゆえの「PG12」なのだろう。 戦の場面が多いので、身体は…
日本名作怪談劇場DVD-BOX(4枚組)林与一Amazon■原作:三遊亭圓朝 脚本:笠原和夫 撮影:藤原三郎 照明:釜田幸一 美術:川村鬼世志 音楽:牧野由多可 監督:山崎大助■落語で有名な『怪談鰍沢』は、なぜか映画化されていない。少なくとも、戦後はね。その理由は幽霊が出ないからだろう。お熊という女が毒殺を企てるだけでなく猟銃を掲げて追いかけてくるという即物的な恐怖を描くから、映画としては怪談ではなくスリラーになってしまう。例えばザ・ガードマンの『怪談殺人鬼ホテル』などはその系譜とも言えるし、なかなかの傑作だった。こちらは猟銃ではなく、出刃包丁の二刀流だ!凄いぞ。 maricozy.haten…
今日の気になる書籍のご紹介 いま話題の書籍や古書などジャンルを問わず 良いなと思った書籍を幅広く 関連書を交えて紹介していきます。 本日の、ご紹介する書籍はこちら。 幻冬舎アウトロー文庫 仁義なき戦い―仁義なき戦い・広島死闘篇・代理戦争・頂上作戦 笠原 和夫【著】 幻冬舎(1998/08発売) シナリオ 仁義なき戦い: 仁義なき戦い 広島死闘篇 代理戦争頂上作戦 (幻冬舎アウトロー文庫) | 笠原 和夫 |本 | 通販 | Amazonサイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 15cm 商品コード 9784877286392 本の写真 おもてのカバー面です。 うらのカバー面です。 うらのカバー…
お題「ゆっくり見たい映画」 ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略] ja.wikipedia.org 昭和恐慌により拡大する貧富の差に皇道派の野中、河野、磯辺、栗原、中橋は財閥・大臣・官僚を抹殺し天皇を中心とした独裁政権を作ろうと2月26日、雪の降りしきる夜にクーデターを実行。多くの大臣、官僚、当時の総理をも暗殺。軍部は彼らの行動に理解を示し、クーデターは成功したかに見えた。しかし、それは事態を収拾しようと画策した政府と宮内省による必至の時間稼ぎで、首相が生き延びていた事がわかると事態は一変、政府は天皇の勅命により原隊に戻るよう呼びかけ軍に戻ろうとする中、当初から消極的で、やるから…
【笠原和夫の人間像】
【仕事の方法論】 荒井「(笠原脚本を)やっぱり読むと自信なくなるよね(一同笑)。とても書けないなあと。全部が傑作ということじゃないと思うけどね。プロっていうのは妥協点をどっかでさがすんだなということが見えるホンもあるし、ほんとに書きたいことはこうじゃないんだろうなという場合も」 吉田「笠原さんの調べていく力は本当にすごいですね」 『昭和の劇』(太田出版)では、シナリオを変えられた不満が述べられている。 荒井「『仁義なき戦い』(1973)では、シナリオ通りにするから撮らしてくれと深作さんが電話したと」
【『昭和の劇』】 吉田「1999年から『昭和の劇』(太田出版)のインタビューが始まります。山根(山根貞男)さんが深作欣二監督にインタビューしてると聞いたのがきっかけと」 荒井「何でインタビューは監督なんだ、いつもっていう。おれが脚本家の本つくってやろうと。映画は監督のものだとか、冗談じゃねえってずっと思ってたし。舞台挨拶も監督と役者でしょ。 最初はおれがインタビューするっていうのではなくて、全部見てるわけではないし、ただ本をつくろうということで。笠原さんの家に行ったら、中条省平さんに(インタビューアー)を頼んでくれないかと笠原さんが。でも中条さんは『仁義なき戦い』(1973)は見てるけど、他の…
『仁義なき戦い』シリーズで知られる脚本家・笠原和夫の選集『笠原和夫傑作選』(国書刊行会)。