5月の連休、兵庫県中東部の丹波市に藤の花を見に行った。白毫寺の藤は有名で、寺へと続く道路には延々と駐車場入待ちの車の長蛇の列ができていた。聞けば一時間半待ちだという。それだけの時間コストをかけてでも、ここの藤は一見の価値がある。いかんせん藤棚の規模がすごい。長さ100mは裕に超える藤棚が上下に高さを違えて二本。本堂の裏手に圧巻の光景がある。「九尺藤」といって、花房が大きいので見応えがある。 以上、白毫寺 さて、丹波市といえば、その市名にまつわる話に触れずにいられない。丹波市は、2004年、いわゆる平成の大合併の際に氷上郡(ひかみ)6町が合併してできた市である。6町の中に「丹波」を名乗る町はなか…