糖尿病合併症

妻の白内障妻は1型糖尿病を患っており、その合併症の1つである視力の低下があります。現在の視力は左右とも0.2で、以前は1.0でした。この視力低下に伴って、白内障が進行しているため手術が必要となりました。白内障手術が左目は5月11日、右目は5月25日に決まりました。各それぞれ手術前後と言う3日間の入院。不安を感じる妻ですが、がんばります！手術後は素晴らしい視界を手に入れることができると信じています。 白内障手術が決まった「白内障手術が決まった」という事を聞いたとき、正直不安でいっぱいでした。特に、手術が左右2回に分かれていることにもう一層強い不安がよぎりました。しかし、妻の決意を見ていると、私も…

↑はてなアカウントをお持ちでない方はこちらから読者登録できます。 糖尿病の私の目のこと 私は8年前に体調がものすごく悪化したのがきっかけで入院し、糖尿病と診断されました。入院生活は16日間にも及びました。 入院の8年ぐらい前に２度目の妊娠糖尿病になったのですが、もしかしたら産後わりとすぐ２型糖尿病に移行してしまったのかもしれません…入院したときすでに糖尿病神経障害と糖尿病腎症があると言われてしまいました。 入院４日目に眼底検査をして「異常なし、次は１年後でいいです」と言われたのですが、しばらくして目に違和感を感じました。左目の視野が３か所、抜けていて見えないのです。 それは数日で解消したので気…

こんにちは。 今回のコラムは『糖尿病合併症』についてです。 糖尿病の合併症とは・・・ 日本人の4人に1人は糖尿病かもしくは、その予備群といわれています。 糖尿病は、直接的に命に関わる病気ではありませんが、自覚症状がないまま進行して、 合併症を起こすことが大きな問題となります。 なかでも「糖尿病性網膜症」、「糖尿病性神経障害」、「糖尿病性腎症」は三大合併症と呼ばれています。いずれも血糖値が高い状態が続くことによって、細い血管の障害を引き起こし、発症します。 しかし、きちんと血糖値をコントロールできれば、合併症を予防できることがわかっています。そのためにも、しっかり治療を行い、きちんと血糖値を下げ…

↑はてなのアカウントをお持ちでない方はこちらから読者登録できます。 （私のブログ記事『糖尿病患者の血糖値を下げれば健康な人と同じになる？』より） 糖尿病では「血糖値が高い」ためにいろいろな糖尿病合併症が起きてくるのが問題と思われがちです。 確かにそれはそうなのですが、それでは「血糖コントロールが良好にもかかわらず糖尿病合併症が進行する患者」の存在を説明できません。 血糖値を下げる「だけ」ではなく、インスリンの効きを良くして大量のインスリンが分泌されないようにすることも特に2型糖尿病患者では大事です。 またどれだけ頑張っても、過去のツケ（高血糖の記憶ともいい、過去に高血糖が継続したときにAGEs…

↑はてなのアカウントをお持ちでない方はこちらから読者登録できます。 私のブログ記事『8月10日は「健康ハートの日」』より ８月10日は「ハート」ということで「健康ハートの日」なのだそうです。 心疾患が原因で亡くなる方は多いですが、特に糖尿病があるとそのリスクが高くなります…いくつもの理由で💦 特に睡眠中の重い低血糖はとても危険なのでできるだけ起こらないようにすべきなのと、血糖値がガツンと上がる時間帯が多いのは良くありません。 心臓は休みなくずっと働いていて、普段はあまり心臓の事を考えることはないかもしれませんね。 でもこの機会に心臓に感謝し、心臓をいたわることを考える日にしてみませんか？ ww…

↑はてなアカウントをお持ちでない方はこちらから読者登録できます。 マレーシアのエクセルバイト社のトコトリエノール複合製剤「EVNol SupraBio™」（エヴァノール・スープラバイオ、以下スープラバイオ）が糖尿病性網膜症の網膜出血を減らすことが分かったそうです。 「スープラバイオって何？」と思って調べてみたところ、ヒトの体内で通常と比べて平均で2.5倍吸収されやすいトコトリエノール（ビタミンEのひとつ）のようですね。 で、糖尿病網膜症のある２型糖尿病患者43名を２つのグループに分け、一方には偽薬、もう一方にはスープラバイオ400mgを8週間与えたところ、後者では右目の網膜出血が有意に減少して…

↑はてなのアカウントをお持ちでない方はこちらから読者登録できます。 私のブログ記事『糖尿病腎症のマウスの進行抑制に成功！』より 糖尿病合併症の一つ「糖尿病腎症」。進行すると最終的には腎臓の機能がほとんどなくなってしまい、生きるためには人工透析をずっと続けるか腎臓移植を受けるしかなくなってしまいます。 しかし慶応大学の研究チームが、加齢や糖尿病発症によって体内で作られにくくなる「NMN」を糖尿病腎症のマウスに投与し、腎症の進行を防ぐことに成功したそうです。 news.yahoo.co.jp さらに動物実験を経て人間の糖尿病腎症の治療にこれが使われるようになるまではまだ時間がかかりそうですが、そう…

「日本国民の２人に１人はがんになる」……「それは日本が世界でもトップクラスの長寿国だから」「長寿になれば老化でがんになるのは当然」……これが医者らの「言い訳」でした。 でも、本当の原因は「日本国民のヤバすぎる食生活」だったのです。 読者のみなさんはこれまでの記事で発がんのメカニズムが「血液成分の悪化、劣化」だと分かったと思います。今の私はそう胸を張って言えるレベルにまでなりました。 それだけの理論、メカニズムを理路整然と説明できます。しかも、その根拠は日本の医学界、世界の医学界、医学の根底の理論をもとにしています。 わかると単純なんです。 ■血液の成分の悪化が、がん、循環器病、糖尿病、緑内障、…

ランキング参加中【公式】2023年開設ブログ ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ こんにちは。 たむたむです。 今回は、アボカドと健康についてお伝えしたいと思います。 アボカド（学名: Persea americana）は、南アメリカ原産の果物で、バラ科の常緑樹に成る果実です。 野菜と混同されることもありますが、科学的にはアボカドは果物に分類され、その特異な特性を持つフルーツとして認識されています。 今では世界中で愛される食材となっています。 アボカドは外見からもわかるように、独自の形状とクリーミーなテクスチャーを持ち、その特異な特性から多くの栄養学者や食品愛好家によって健康に良…

お久しぶりです。 しばらくブログを放置しておりましたが、色々と書きたいことを思いついたので筆を執りました。 この記事は以下の記事の補足版なので、まだ読まれていない方は下記の記事も合わせてご覧ください。syamichin.hatenablog.comなお中の人の診療情報管理士認定時のスペックは 通信教育編入生 医療系国家資格持ち 臨床歴5年 働きながら取得した なので正直、「診療情報管理士カリキュラムの基礎分野」については詳しくないのですが、「医療系国家資格の解剖生理と病態」より難しいということはないかなと思うのと、専門分野のICDのところでもチラチラ出てくるので、ざっくり触れていきます。 なお…

甘いもの、お菓子、糖質の食べすぎは体の慢性炎症を引き起こし、老化、病気につながる 顔のくすみ、がん予防にも食べないほうがいいです。 会社でお菓子をぱくぱく食べる行為はマイナスでしかないです。 たまに食べるならいいですが・・・。 慢性炎症についてはこちらに詳しく書かれています。 糖化とは、食事などから摂った余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞などを劣化させる現象です。多くの老化現象の一因は糖化にあるとも言われています。 糖化の原因は糖質の摂りすぎです。糖質とは炭水化物や甘いものお菓子類に多く含まれていますが、過剰摂取し余った糖は身体に蓄えられます。血液中、筋肉、肝臓にもいっぱいにな…

【リハビリ】リハビリをする上でのリスク管理 リハビリ中に生じる急変・状態変化 脳梗塞のリスク管理 脳出血のリスク管理 くも膜下出血のリスク管理 Hunt Hess分類 Fisher分類 血圧低下に伴う脳虚血（起立性低血圧） 急性期の自律神経障害 脳浮腫への考慮 筋力増強トレーニングでの注意 肩関節痛 肩関節亜脱臼について 肩手症候群について 転倒・転落・骨折 ベッドサイドでのチューブ・コード類のライン管理 リハビリ中に生じる急変・状態変化 重篤・時間変化とともに重篤化 ①心肺停止 ②胸部痛 ③動悸・不整脈 ④腹痛 ⑤頭痛 状態変化 ①気分深い・悪心・嘔吐 ②めまい ③痙攣 ④ 低血糖 ⑤血圧変…

日本では、病院の専門外来・特殊外来の名称・表記については、とくに規定が無い・規制法規は存在しない。従って、病院側が何でも自由に名前を付ける事が可能。 従って、もの凄い量の専門外来・特殊外来がある。 800以上を収集・一覧にしているのは、俺だけ？ 1000は軽く超えると思うね 最終は1500？かな看板等に書く（外部に広告できる）診療科名の場合は、法律で種類が決まっている。じゃあ、ホームページ上で外部に大きく公開されている外来名は、あれは広告じゃないのね？ 今の時代は、広告＝外の看板等は1％ぐらい？ 広告＝ほぼネット上でしょ？ 依存症を掲げる外来 ネット依存外来・アルコール外来・ニコチン外来・ゲー…

Stratistics MRCによると、血糖測定用ストリップの世界市場は2023年に144.1億ドルを占め、予測期間中の年平均成長率は8.2%で、2030年には250.2億ドルに達する見込みである。血糖値測定用ストリップと呼ばれる薄い紙またはプラスチック製のストリップは、血糖値のチェックや糖尿病の管理に使用される。ストリップはグルコース・オキシダーゼで覆われており、血液中のグルコースと反応して血糖値を明らかにする。糖尿病患者は、クリニックや診断ラボに行かなくても、定期的に血糖値をモニターすることができる。また、血糖値測定用ストリップは手頃な価格で、使い方が簡単で、毎日の使用に適している。 国際…

早歩き効果糖尿病について 糖尿病は、血液中のブドウ糖（血糖）の値が高くなる病気です。血糖は、食べ物から摂取した炭水化物が消化されて作られます。正常な場合、血糖はインスリンというホルモンの働きで細胞に取り込まれてエネルギーに変わりますが、糖尿病ではインスリンの分泌が不足したり、インスリンの働きが低下したりして、血液中にブドウ糖がたまってしまいます。この状態が長く続くと、目や腎臓、神経などの臓器に障害を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患のリスクも高まります。 糖尿病の予防や治療には、食事や薬物療法などがありますが、運動も重要な役割を果たします。運動は、インスリンの働きを高めて血糖を下…

・ ・ ・ 関連ブログを６つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ ｛東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博｝・ 和食と言っても、現代の食材が有り余った飽食の時代の和食と昔の食材が乏しい少食の時代の和食は全然違う。 ・ ・ ・ 伝統的食文化としての和食は、神話物語であり崇拝宗教であり、その中心に心・精神に存在するのが天皇家の祖先神であり日本の最高神である女性神の天照大神であった。 和食における食材・食べ物は、普遍宗教の絶対神から恩寵・恵みとして授かる「糧」ではなかった。 日本の食文化は、日本民族・琉球民族・アイヌ民族に共通しているが、漢族系中国人や半島人とは全然違う。 ・ ・ ・ ２０２３年８…

糖尿病の合併症についての回歴 糖尿病合併症は、急性合併症と慢性合併症に二分される。 急性合併症 高血糖緊急症 糖尿病性ケトアシドーシス 仕組み １：インスリン足りない ２：グルコース利用できない ３：細胞内飢餓 ４：脂肪を分解する ５：副産物としてケトン体が作られる。 ６：血液中にケトン体が増える ７：血液が酸性になる。（アシドーシス） 原因として、1型糖尿病発症および治療中断、ソフトドリンク、重症感染症 高血糖高浸透圧症候群 仕組み １：インスリンが足りない ２：高血糖 ３：浸透圧利尿 ４：脱水 原因：2型糖尿病、感染症、心血管障害、高カロリー輸液、ステロイド剤 高血糖緊急症の治療 インスリ…

あしたば（明日葉）は、世界に誇れる日本原産のセリ科の多年草です。 セリ科には薬用植物が多くみられますが、あしたば（明日葉）もその一つで、江戸時代には天然痘予防に用いられました。 もっと古くには「不老長寿の妙草」として、秦の始皇帝や漢の武帝が日本までこの妙草を求めて家来を遣わしたという伝説があります。 あしたばとは 野菜の王様！あしたば あしたばの旬・おもな産地 八丈島 伊豆大島 屋久島（鹿児島県） こんな方におすすめ あしたばに含まれる栄養成分（働き） 動脈硬化を予防する効果 高血圧を予防する効果 糖尿病を予防する効果 免疫力を高める効果 便秘を解消する効果 美肌効果 骨粗しょう症を予防する効…

こんにちは！ グッチーです。 今回と数回に分けて 糖尿病がいつから急増し始めたのか を振り返りながら そこから見えてくる糖尿病対策について 解説していこうと思います。 今回の記事を読むメリットは 糖尿病の対策として 何に気をつけていけばいいのか 予防行動として何をすればいいのか を知ることができます。 逆に今回の記事を読まなければ 進行している糖尿病を無視して過ごし 気づいた時には悪化していた という可能性もありますし 糖尿病合併症を発症させて 視力低下などのリスクが 高まってしまう可能性もあります。 なので糖尿病を予防して今までと変わらない 生活を続けていきたいという方は ぜひ最後まで読んで…