1986年、長野県茅野市米沢の棚畑遺跡から出土した縄文時代中期(約5000年前)の土偶。 高さ27センチ。 1989年に重要文化財、1995年に縄文の土偶として初めて国宝に指定された。
茅野市尖石縄文考古館が所蔵。
1990年にアメリカ、1998年にフランスで展示。 2009年9月に英国ロンドンの大英博物館に展示。
はじめに 先日ぶんぶんは京都市中京区にある京都文化博物館で開催中の特別展「世界遺産縄文」に行ってきました。写真撮影OK、SNS発信も私的利用の範囲ならOKとお言葉をいただいたので、宣伝を兼ねてその様子を紹介します。 記事は展示会の説明文、「世界文化遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群」のHP、東京国立博物館など縄文の文物を保管しているサイトの解説を参考にしています。 www.bunpaku.or.jp 外観。1906年に竣工した日本銀行京都出張所(後の京都支店)を利用しています。 特別展入口。土偶推し。 目次 はじめに 1 縄文時代とは? 2 展示の内容 ① 旧石器時代~縄文時代草創期 ② 集落の…
日本全国には、縄文時代に作られた土偶の国宝が5体います。 そのうちの2体の国宝土偶が、ここ『茅野市尖石縄文考古館』にいらっしゃいます。 同じ博物館に、国宝土偶が2体もいっきに見学できる! こんな素晴らしい場所があるでしょうか!(大絶賛) なんとなく、縄文土器に癒されにいきたいなあ~とふと思い、Webで縄文時代で自分がピンとくる博物館を検索していたのですが、あんまりそこらへん何もなかったので、本当は、1泊して帰るという小旅行的なお出かけがしたかったのですが、3連休だったし、ホテル取れないしで、泣く泣く日帰り。 そして、決めた博物館は、長野県茅野市にある『茅野市尖石縄文考古館』。 私の大好きな土偶…
NHK日曜美術館を見ていたら大阪市立美術館で開催中の日本国宝展で唐招提寺の鑑真和上像の展示が今日までと言うので慌てて予約して行ってきた。まあ、月並みだが、凄さにずっと圧倒され続けた2時間だった。 入場するといきなり長谷川等伯の四面の楓図と円山応挙の六曲一双の「雪松図屏風」がお出迎え。ちょっと待ってくれ、確かに国宝展だが心の準備ができてなかった、と思うまま人波に押されて見ていくのは国宝ばかり。 その中でも初めて見て凄い!と思ったのをいくつか書くと; 1.狩野永徳「唐獅子図屏風」16C:よく教科書に載っている見馴れた獅子の屏風、と思ったら大間違い。まずその大きさ迫力にたまげる。少し遊び心もあるそん…
おはようございます。くましね薫です。 前回は、歴史から消された女性祭祀王について考察しました。 kumashine369.hatenablog.com この女性祭祀王について深く考察する前に、まずは縄文時代の人々はどういった世界観で暮らしていたのかを知らなければなりません。 現在、縄文時代が大変注目されています。 3万年以上も続いた時代で、争いもなく平和な時代だったと言われ、競争社会に生きる私たちにとって楽園のような世界に思えます。 ただ、なぜ縄文時代は平和だったのか、その理由を知る人があまりいないと思います。 その理由とは、縄文時代の世界の中心が「母親のお腹の中」にあったからです。 古代の人…
先日ノートPCが故障してしまい。しばらくの間メールやブログの更新も出来なくなってしまいました。幸いにも機構部分の故障だったので、分解するためのマニュアルを取り寄せて、何とか復帰することが出来ました。 と言うことで久しぶりの記事は、先月の後半の旅のお話。天気のいい日が続いていたので、しばらくぶりに八ヶ岳高原から蓼科へ車中泊の旅をしてきました。小淵沢の道の駅で一泊したのち(結構寒かった)、八ヶ岳南麓をドライブして向かったのは、尖石縄文考古館(とがりいし)です。ここは中部地方の縄文遺跡のなかでも展示が充実しています。なかでも縄文のビーナスと仮面の女神は国宝に指定されていて、まじかに見ることが出来ます…
(北の縄文文化と国宝展) ★北の縄文世界と国宝展 ユネスコ世界遺産登録記念 北海道博物館、2023年7月22日(土)-10月1日(日) (WEBサイト→) www.hm.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp 2021年、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に正式に登録されました。本展覧会では、この「北海道・北東北の縄文遺跡群」や世界遺産とは何かをわかり易く紹介するととともに、「北の縄文文化」を代表する国宝、国指定重要文化財も一堂に公開します。 縄文文化は、農耕・牧畜を基盤とした世界各地の新石器文化とは異なり、およそ1万年にわたって狩猟・…
(北の縄文文化と国宝展) ★藤原秀樹、村本周三、鈴木琢也「『北の縄文世界』を知る」 北海道博物館、2023年9月16日(日)13:30 (WEBサイト→) www.hm.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp 2021年、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に正式に登録されました。本展覧会では、この「北海道・北東北の縄文遺跡群」や世界遺産とは何かをわかり易く紹介するととともに、「北の縄文文化」を代表する国宝、国指定重要文化財も一堂に公開します。 縄文文化は、農耕・牧畜を基盤とした世界各地の新石器文化とは異なり、およそ1万年にわたって狩猟・…
(北の縄文文化と国宝展) ★阿部千春ほか「世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群」フォーラム 北海道博物館、2023年8月19日(日)13:00 (WEBサイト→) www.hm.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp 2021年、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に正式に登録されました。本展覧会では、この「北海道・北東北の縄文遺跡群」や世界遺産とは何かをわかり易く紹介するととともに、「北の縄文文化」を代表する国宝、国指定重要文化財も一堂に公開します。 縄文文化は、農耕・牧畜を基盤とした世界各地の新石器文化とは異なり、およそ1万年にわたっ…
国宝土偶「縄文のビーナス」=茅野市尖石縄文考古館 国宝土偶「仮面の女神」=茅野市尖石縄文考古館 マイクロバスは山道を戻り国道を茅野へ。お目当ては国宝の土偶2体。茅野市尖石(とがりいし)縄文考古館にある。愛称がついていて、大きく尻を張り出した「縄文のビーナス」、カマキリの三角頭を想像させるのが「仮面の女神」。 ビーナスと仮面との対面は3度目になる。初対面は2014年、地元・西東京市の文化団体が尖石縄文考古館を見学したとき。2度目は「縄文1万年の美」を切り口に2018年、東京・上野の東京国立博物館で開かれた特別展で。 国宝の土偶は全部で5体しかないから、2体を1カ所で見られるのはうれしい。しかもビ…