『ごく自然に、だが自然に愛せるといふことは、そんなにたびたびあることでなく、そしてこのことを知ることが、さう誰にでも許されてはならないのだ。 中原中也』 「自然体で生きる」と言うことは、何もしなくてもできるはずですが、そのようにしている人は少数派のように感じます。 どこかに、不自然なチカラを入れて、身体を歪ませながら緊張して生きている人が多いのではないでしょうか? このフレーズを遺した中原中也は、30歳の若さでこの世を去っています。 開業医の息子として生まれ、神童とも呼ばれた彼は、医者になることを拒み、詩の世界に没頭したと記されています。 彼が求めた自然とは何かは、私には分かりませんが、このフ…