東京都稲城市 若葉台 一〜四丁目 − 市の西部の地区。
京王電鉄京王相模原線「若葉台駅」の北側に広がる、多摩ニュータウン第3住区として開発された最も新しい街である。多摩ニュータウン内の稲城市向陽台地区・長峰地区に次いで都心部に近い街であり、国・東京都の計画でも、立川や八王子、町田などと並ぶ「多摩の心」として多摩センター、南大沢と共に多摩ニュータウンの中核を成す街として計画されている。
1999年(平成11年)の街開き後、個別住宅や集合住宅地の宅地開発と分譲が進む中、主な商業施設はスーパー三和とホームセンターユニディのみであったが、2004年(平成16年)になってコープとうきょう若葉台店や若葉台駅高架下店舗群である京王リトナード若葉台が開業した。また2005年(平成17年)3月には駅北側のロータリーに隣接して若葉台新都市センタービルが開業。郵便局をはじめとして、学習塾がテナントインするなど、生活利便施設が増えた。他にロータリーに西に接して、医療関連施設及び店舗がテナントとして入居する若葉台クリニックモールビル、さらにそれらの西側では、フレスポ若葉台がキーテナントに東京初進出のスーパーヤオコーを迎えて開業。3つの飲食店を含む総テナント数が20を超える商業施設が2006年(平成18年)3月に誕生した。更にロータリー北側には稲城市若葉台文化センターの建設計画もある。住民の増加率と相まってまさに“これからの街”と言える。
地区内は電柱・電線が地中化され景観も良く、テレビドラマのロケーションが度々行われるほど、自然と都市が融合した美しい街並みとなっている*1。また地区全体の海抜も高く、新宿の高層ビル群や横浜みなとみらい地区まで一望できる場所もある。
一方、若葉台駅の南西方向に隣接した川崎市麻生区はるひ野では開発が進み、小田急多摩線はるひ野駅も開業。周囲には集合・個別住宅も増えてきている。はるひ野駅・若葉台駅の両駅からの徒歩圏内に、ファーストフードを含む5つの飲食店が営業を始めている。
*1:アニメ作品「ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュア Max Heart」の舞台だが、駅舎は若葉台駅ではなく京王井の頭線の新代田駅がモデルになっている。