葉桜の季節に君を想うということ

今朝、新聞の広告欄が目に入りました。 文春文庫の広告です。 「葉桜の季節に君を想うということ」 もうずいぶん前に購入して読んだ本です。 そういえば、その当時せっせとmixiに記事を書いていて、確かこの本の感想も書いたはず。 もう何年も…何十年も放置していたmixiのことを今年に入ってふと思い出して、朧げな記憶を頼りにログインしてみました。 その時、無事に入れて記事がまだ残っていることを確認できたので、この感想も探せば見つかるはず。 …と、探してきたその当時の感想をコピペします。 ↓↓↓↓↓ 2007年11月22日 読書の勢いが止まりません。 買った本が全て面白くて、先へ先へと進むスピードが速く…

ミステリー文学賞＆年末ランキング４冠！ 本格ミステリーの新時代を告げた記念碑的傑作！ かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。 ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高額で布団や健康食品を売りつける蓬莱倶楽部の調査を引き受ける。 そして同日、駅のホームで飛び込み自殺しようとした女・麻宮さくらを助けたことで、運命の歯車が回り始める――。 蓬莱倶楽部の悪徳商法を調査する将虎の軽妙なハードボイルド探偵の活躍を楽しむあなたに、ラストで襲い掛かる大どんでん返し!?（紹介文引用） この本は、20年前に書…

時の中で揺れて やがて花を咲かすよ どもども、ひゃくとんです。 いやはや。桜。 完全に散りましたね(´・ω・`) 生まれた頃より地球温暖化と言われ続け。 今では「気候変動」という方が正確らしいのですが、 桜も少しづつ開花も早まっているのでしょうか？ なんて話を職場のスタッフと話していたら、 「入学式、今はどこも葉桜ですよ」 とママさんよりコメント。 え(; ･`д･´) ひゃくとん的には桜って、 四月の上旬くらいまで咲いているイメージだったのですが。。。 調べてみると。 関東では既に、三月中旬が近年の満開平均らしく。 今後も状況によっては、直前の寒さが足りないせいで九州地方では桜が咲かない！？…

今回は歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うということ』を紹介します。 第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞。 このミステリーがすごい!2004年版、本格ミステリベスト10で第1位。 週刊文春 推理小説ベスト10 2003年度第2位。 す、すごい……。ミステリー賞を総なめしているではないか……！ 帯の 最後の1行まで あなたの心を離さない に心を掴まれました。 そろそろ葉桜の季節なので、ついにページをめくっていきたいと思います！ 目次 あらすじ 感想 ※ネタバレ区域※ 最後に (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=…

今週のお題「最近おもしろかった本」 こんばんは。心身ともに老いを感じるかたかなです。 最近読んだ本というわけではないですが、友だちが薦めてきて読んだ本を紹介します。 作品名 感想 かたかな評価 作品名 『葉桜の季節に君を想うということ』（著：歌野晶午） 感想 ミステリ大賞を受賞したり、中居正広がテレビでおすすめしてたり、最初の一文にインパクトがあったり、と目を見張る作品。発表が2003年で割と古いのも驚き。 しかし面白いです。夢中で読みました。本格ミステリなのか？と言う疑問も浮かぶが、この手のトリックはもう有名で、私は外れを知りません。ネタバレをしたくないのでレビューし辛いです。作品の紹介文で…

シルバーウィークに入り仕事が多忙でクタクタです。 長文は書けませんが、でもこれだけは書き残しておきたい…！ 「葉桜の季節に君を想うということ」 最高でした！ 面白かった〜！もっと早く読んでおけばよかった〜！ 叙述トリックとして有名な本書、詳細はもちろんあらすじを書くのも気が引けてしまうのですが、ミステリ要素もさることながらそれ以外の展開もとても素敵。 理屈屋のわたしにとって、こんがらがった毛玉をほどくように謎をひとつひとつ解き明かしていく過程は読んでいて爽快さしかありません。 主人公の頭の中が文字で見えるのは小説ならではですよね。 最終部分の解決編、全ての謎が解けた後はすごく茶目っ気を感じます…

そんな具合で『このミステリーがすごい！』の歴史を振り返るシリーズ記事、今回は2004年をお送りいたします。 まずは恒例、その年をちょろっと振り返っていきましょうか。 2004年。私が大学を卒業した年ですね。 卒業したからと言って就職したわけでもなく、そのまま、当時、アルバイトしていたスーパーのレジを続け、それを辞めてからもアルバイトで書店員として働いて。 結局、2019年になるまで、ろくにフルタイムで働かなかったわけですから、大したもんですよ、はは。 はい。そんな2004年はどんな年だったか見ていきますと。 あぁ、この年の年末でしたか。スマトラ島でM9.3の巨大地震が発生。津波などにより14か…

『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午 ミステリー界の隠れた傑作。途中まで普通の恋愛小説かと思いきや、最後の数ページで全てがひっくり返る衝撃の展開！タイトルの意味が明らかになる瞬間、「やられた！」と声を上げるはず。映像化は絶対に不可能！小説だからこそ味わえる衝撃がある。 『この闇と光』服部まゆみ 服部まゆみの美しい文体は、どこか詩的で、ミステリーでありながら文学的な要素も満載。読むほどに余韻が残る一冊なので、じっくりと読書に浸りたい人におすすめ。真実に気付いた後の読後感は、言葉にならないものがある。「暗い物語は苦手…」という人でも、静かな光を感じる作品として手に取ってみてほしい。 『13階…

白山にうちいでて見れば壺型の人口分布に雪は降りつつ 『水、小麦粉、酵母、食塩、情熱』 あーしはナポリピッツァが大好きで、全国のAVPN認定店にピンを立てて日々思いを馳せている。ナポリから遠く離れた島国でナポリの伝統が受け継がれている異常さよ。こないだは香川のうどん屋密集地帯に佇むお店に行った。立派な窯が構えられていたがどういう勝算があるねん銀行さんよ。貯めたおこづかいで開業か？狂気よなあ。 AVPNに属している店には必ずタイトルの本が並んでいる。調べてみると真のナポリピッツァ協会が出版していて笑いが止まらなかった。情熱を免罪符にやりたい放題である。自分の出版した絵本を必須テキストに指定していた…

Zoom読書会 2024.10.26【テキスト】『弁護側の証人』小泉喜美子（集英社文庫）【参加人数】出席3名 ※他作品についても若干のネタバレがあります。 ＜推薦の理由（参加者A）＞◆推薦理由は「面白そうだから」。内容が深いわけではない。パズルやナンプレのように読めればいいなと選んだ。推理小説が好きな人の中では割と有名な作品。知っていたら、そういう人と友達になったときに話が弾むかも。読んで損はないかなと思う。 ＜参加者B（事前提出の感想）＞ミステリーとしても文芸としても隙のない作品のように感じた。面会室の金網越しに相対していた漣子と杉彦の立ち位置が、序盤と終盤で全く逆の立ち位置であることに気付…

葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午 文春文庫 2007年5月10日初版発行 単行本2003年3月発行 いちおうはじめにお断りするが、もちろんメインのトリックには触れません。しかし、感想を述べる際にトリックをほのめかす結果となる場合もあろう。なので「葉桜の季節に君を想うということ」をこれから読もうと思っている方は、以下は読まないで！ っていうか、「きっとあなたは騙される」系の小説である「葉桜の季節に君を想うということ」は叙述トリックのミステリーであり、ネタバレ紹介は営業妨害であろう。 っていうか、この小説は「叙述トリック」である、といったレッテル自体が「ネタバレ」ではあるが、まあ、このご時…

こんにちは、札幌学院大学図書館です！ 本学教員のオススメ本紹介記事第２弾！ 今回は、心理学部臨床心理学科の友野貴之先生による推理小説のおすすめです。 推理小説はミステリーとも呼ばれ、日本の小説では一大ジャンルとなっています。図書館でも、何度も展示企画をしたことがあるんですよ。 ですが、推理小説は紹介するのがとても難しいジャンルでもあります。謎解きがメインの楽しみなので、うかつに内容に言及するとネタバレになってしまうのです…… さて、先生のオススメは？

8月の暑さとはタイプが違う暑さ。8月をムシムシとするなら、いまはジリジリ。もう毎年、こうなのか？ 人類の科学でどうにかできる問題ではないので、北の方に移住するしか手段はないのではないかな。とはいっても札幌は冬が寒すぎるし雪も多いので、函館あたりが丁度良いと思う。 物件を調べたら1000万円でお釣りが来る。 基本がテレワークで、月に2回くらい出社すれば良い人は函館に移住しよう。函館では札幌まで遠すぎるという人は、苫小牧あたりでも太平洋側なので雪は少ないと思うよ。 昨日、オーケーに行ったらお米が縦積みになっていたよ。ここのようなディスカウントストアがもっとも入荷されにくいらしいので、オーケーにある…

ランキング参加中まとめ ランキング参加中YouTube www.youtube.com 向日葵の咲かない夏（新潮文庫） 作者:道尾秀介 新潮社 Amazon すべてがＦになる THE PERFECT INSIDER Ｓ＆Ｍシリーズ (講談社文庫) 作者:森博嗣 講談社 Amazon 十角館の殺人〈新装改訂版〉 ｢館｣シリーズ (講談社文庫) 作者:綾辻行人 講談社 Amazon ジェノサイド 作者:高野 和明 KADOKAWA Amazon その可能性はすでに考えた (講談社文庫) 作者:井上真偽 講談社 Amazon 世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2) 作者:杉井 光…

ランキング参加中まとめ ランキング参加中YouTube www.youtube.com １問目 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) 作者:歌野 晶午 文藝春秋 Amazon ２問目 かがみの孤城 作者:辻村深月 ポプラ社 Amazon ３問目 星を編む 作者:凪良ゆう 講談社 Amazon ４問目 アンドロイドは電気羊の夢を見るか？ 作者:フィリップ・Ｋ・ディック 早川書房 Amazon ５問目 パンク侍、斬られて候 (角川文庫) 作者:町田 康 KADOKAWA Amazon 最終問題 逆ソクラテス (集英社文庫) 作者:伊坂幸太郎 集英社 Amazon 本当の最終問題 六人の嘘つ…

読書ブログは収益化できるのか？その実態を正直に告白する月1回のシリーズ記事。今は「書籍の物販のみ」で月20,000円が目標です。 2024年7月 確定ベースで25,188円でした。 読書ブログ収益化の道のりまとめました 2023年4月、わんこたんと栞の森のブログ収入が10,000円に到達。 →2024年3月には30,000円に到達！ 収益化までの道のりをあますことなく記事にしたので、ぜひご覧ください。（一部有料） 2024年7月 PV 2024年7月 検索パフォーマンス 2024年7月の収益 お買い上げいただいた本について やはり三体シリーズ強し。だけど。。。 ザリガニの鳴くところ 月は無慈悲…