賢治さんが26歳の頃の9篇の童話が収録された『注文の多い料理店』その巻頭に透きとおるように美しい序文があります。 wuisizenさんからいただいたコメントで三年前のブログを思いだしました。 https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2020/12/05/134222(賢治の読書会~美しい序文~) この機会に(中略〉の箇所もご紹介しましょう。 ☆…ほんとうに、かしわばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかったり、十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。ほんとうにもう、どうしてもこんなことがあるよう…