♫ 童はみたり 野なかの薔薇 清らに咲ける その色愛でつ 飽かずにながむ 紅におう 野なかの薔薇・・・♪ (『野ばら』シューベルト作曲 訳詞:近藤楚風) ある大学での研究室で、英文学者のKさんが、机の整理をしながら、 メロディーを口ずさんでいる。 K「♪ わらべわ~ フフフフフウン~ のなかの ばぁら~・・・・」 私「おや? 野ばらですか?・・・なにかいいことでもありました?」 K「え?あぁ・・・ ぼく・・・この歌すきなんですよ・・・ なんとなくヨーロッパ!って感じがするでしょ?」 私「ヨーロッパ・・・ですか・・・?」 K「ええ・・・この野ばらって シューベルトがゲーテの詩に曲をつけたってこと…