会津盆地は東北地方でも最大の盆地で、阿賀川(新潟に入ると阿賀野川)を中心に肥沃で平坦な土地が広がっている。古代から東北で最も栄えたところらしい。奈良盆地には半島経由で仏教が伝わるが、会津には中国本土(遼)から直接仏教が伝わったとも言われる。 会津若松駅構内 名物の<赤ベコ>も、半島由来の赤牛だとの説もある。4世紀、崇神天皇が蝦夷討伐の調査に2人の天子を派遣し、ひとりは北陸道、もうひとりは東北道を通ってこの地で会った(相った)。複数の川の合流点で船で往来したことから港(津)があったので、相津と呼んだ。のちに会津となったとの伝承がある。 会津の歴史、特に戦史を教えてもらったのが、會津藩校日新館の石…