胎児を生むために子宮が定期的に収縮する運動とそれに伴う痛み。とても痛い。
鼻からスイカを出すようだとよく例えられる。
痛みには個人差がある。
この過程を経て胎児が出ることを分娩という。
">16日19:56そしてとうとう先生から「これで最後のいきみだからね。もう赤ちゃん出るよー!」と言われた。 ">「やっと、終わる!ラストいきみ!渾身のやつ出してやる!」と思いっきり2回いきんだ。何かがずるっと出るような感覚。 ">「はい!もういきまなくていいよー。楽にしてー。力抜いてー。ふー。」先生と助産師さんの声で息をふうーと吐いた。息絶え絶えで天井を見上げていたら、夫から「ほらみて!」と股の間を見るとベイビーがそこに居た。 "> ">夫が「泣いてるよベイビー!うちらのベイビー!」と言われて初めて声が耳に入って来た。「これがベイビーの声だったか。思ったより低い声だなぁ。あー産めたんだ。ベイ…
">16日12:00途中昼食も出て、陣痛で中断しながらも完食した。「これから出産だから!」と意気込みながら。 "> この時の陣痛は腰回りが痛くなるものだった。何度も何度も腰回りを殴られているようで、そのまた1時間後には点滴の量もさらに追加され、その威力は増していた。 しかし、そのお陰で子宮口というベイビーの頭が出てくるところは10cm中6cmになっていた。もともと5cmくらいだったのに。 これならいけると私も看護師さんも今日の出産に明るい兆しを見ていた。痛いだけじゃなくて効果があるなら耐えがいがある。 16日14:00しかし、薬の量も陣痛の痛みも増える中で6cmから子宮口は開かなかった。ただ痛…
15日15:00しかし、この時点で破水からは32時間。リミットはあと5時間だった。 陣痛回数は15から30分間隔。「こんな陣痛回数じゃ、きっと出産には繋がらない。もう無理かもしれない」そう思った。 助産師さんからも病院に連絡することを報告された。 「入院となると、夕方までの入院を希望されるかもしれない」とのことだった。 「あぁ、そうか。もう、、、、か。」なんだか悲しいとか悔しいとかじゃなくて脱力って感じだった。しかし、私の脱力とは相反して病院からは「翌朝まで様子を見てもいい」との許可が出た。 泣いた。助産師さんも一緒に。正直、今まではやってはいたものの何となく進めない感じがあった。だけどやっと…
15日4:00そのまま朝が来た。午前4時。タイムリミットはあと16時間。陣痛は夜間同様30分おき。なんなら昨日より少し弱まっている。私は焦った。痛みであまり寝れていないせいもあり、不安も強くなってきた。 15日6:00なんとか陣痛を起こそうと、階段を上り下りしたり、助産院内を歩き回ったり、スクワットやいろんな陣痛に効くポーズを試した。 だけどその効果も虚しく、座ると陣痛は遠のいていく。余計に不安になっていった。途中で「こんなに痛いのに自分からその痛みを起こすなんて、なんか変だよな」ということも頭をよぎった。「でも、ここで産まなきゃ」矛盾に矛盾を重ねてるみたい。シンプルに「産む!」だけ考えること…