旧国名の隠岐国。小国に分類される。島根県隠岐郡にある島郡。山陰地方の北の沖にある島々。
隠岐は、島後と島前にわけられ、島後は一つの島、島前は、西ノ島、中ノ島、知夫里島で構成されている。歴史的には遠流の地として、貴族や上皇などの流刑地として使われていた。そのため歴史的遺産も多い。
なお、竹島は隠岐郡隠岐の島町の一部とされている。
【島々の生成】 ——神が生み出す形で國土の起原を語る。—— そこで天の神樣方の仰せで、 イザナギの命《みこと》・イザナミの命《みこと》御二方《おふたかた》に、 「この漂つている國を整えてしつかりと作り固めよ」とて、 りつぱな矛《ほこ》をお授けになつて仰せつけられました。 それでこの御二方《おふたかた》の神樣は天からの階段にお立ちになつて、 その矛《ほこ》をさしおろして下の世界をかきまわされ、 海水を音を立ててかきまわして引きあげられた時に、 矛の先から滴る海水が、積つて島となりました。 これがオノゴロ島です。 その島にお降りになつて、大きな柱を立て、大きな御殿をお建てになりました。 そこでイザ…
後鳥羽上皇 承久の乱で隠岐に流された後鳥羽院。じつはわし、過日、隠岐に行ってきたので、今回はその時の雑感を交えながら、承久の乱のあとの後鳥羽院の隠岐での生活、その後に起きた怨霊騒動について解説するぞ。
後醍醐天皇上陸地跡(島根県隠岐郡知夫村仁夫) 後醍醐天皇が一時配流となった隠岐。ところで、後醍醐天皇の行在所は隠岐のどこにあったのじゃろうか。最初に上陸したのは島前の知夫里島(知夫村仁夫)であったようじゃが、その後の1年半をどこでどう過ごしていたのか。地元では島後の国分寺と島前の黒木御所の2箇所が行在所の候補となっておる。わしも現地に行ってみたことがあるので、この論争について整理し、最後に私見を述べてみたいと思う。 隠岐ってどんなところ? 後醍醐天皇行在所としての伝承が伝わる黒木御所 「太平記」に記された黒木御所での流人生活 明治後、文献を根拠に提起された「国分寺」説 「黒木御所」説と「国分寺…
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また今年も船旅へ 今年も同じ季節に船旅に出ました。夫が病み上がりのため、 クルーズターミナルに行きさえすれば、のんびり目的地に着ける船旅がありがたく感じました。やはり参加者は私たちぐらいの年齢ぐらいの方が多かったです。船はにっぽん丸、目的地は隠岐です。 下の写真は、2年前ににっぽん丸で輪島に行った時の写真です。輪島は港も町も地震ですっかり変わってしまいました。真っ青な空に美しい姿で停泊していたにっぽん丸が忘れられません。 出航を楽しむ いつものように、ウェルカムシャンパンを楽しみ、それからデッキに出て、出航イベントを楽しみます。デッキでもシャンパンが配られ、おしゃれなジャズボーカルに見送られな…
隠岐旅行続き。 野生のたぬきをよく見かけました。野生化したたぬきが増殖したんだとか。 α7III+tamron28-200 272mm f5.6 牛もたくさん。 α7III+tamron28-200 142mm f5.0 これが今回の旅の目的の一つ、赤壁です。 α7III+tamron28-200 28mm f2.8 この展望台も最高でした。どちらも知夫里島。 α7III+tamron28-200 53mm f6.3 反対側。 α7III+tamron28-200 34mm f4.0 牛が動くまで立ち往生することもしばしば。 α7III+tamron28-200 40mm f4.5 赤壁良すぎ…
第七章 帝王が支配する宮廷と文化 一 聖代を描く『源家長』日記 事務局長が見た新古今時代 二 遊興の空間 水無瀬殿の後鳥羽院と近臣たち 水無瀬殿は後鳥羽院の離宮の一つであり、水無瀬川が淀川に合流する地にあった。後鳥羽院はここで近臣と遊ぶのを非常に好んだ。 狩猟、蹴鞠、笠懸、小弓、競馬(くらべうま)、騎射、管弦、囲碁、将棋、双六、連歌など、遊びの限りを尽くし、遊女・白拍子による郢曲・歌舞、更には猿楽などを楽しんだ。 三 上皇による文化支配 諸道の興隆 四 『新古今和歌集』完成の後 狂騒の連歌会、変質する和歌所 第八章 歌壇からはじかれた人々の開花 一 鴨長明の見た新風和歌 衝撃と失踪 二 和歌試…
乳母は源氏の手紙をいっしょに読んでいて、 人間にはこんなに意外な幸運を持っている人もあるのである、 みじめなのは自分だけであると悲しまれたが、 乳母はどうしているかということも奥に書かれてあって、 源氏が自分に関心を持っていることを知ることができたので満足した。 返事は、 数ならぬ み島がくれに 鳴く鶴《たづ》を 今日もいかにと訪《と》ふ人ぞなき いろいろに物思いをいたしながら、 たまさかのおたよりを命にしておりますのもはかない私でございます。 仰せのように子供の将来に光明を認めとうございます。 というので、 信頼した心持ちが現われていた。 何度も同じ手紙を見返しながら、 「かわいそうだ」 と…
※記事で紹介した旅行商品を購入すると、売上の一部がSBIふるさとだよりに還元されることがあります 夏休みの旅行の計画は立てましたか? カップル、夫婦、家族、女性同士、子連れなどによって行き先も変わってきますが、今回はカップルや夫婦での旅行におすすめの「あえてなにもしない」贅沢を味わうホテルをご紹介します。ユネスコ世界ジオパークに認定されている島根の離島、隠岐にある日本初の本格的なジオホテル「Entô(エントウ)」です。 ユネスコ世界ジオパーク認定の隠岐に建つ日本初の本格的なジオホテル「Entô(エントウ)」の宿泊予約なら【一休.com】 ユネスコ世界ジオパーク認定!大地と人、人を自然をつなぐ隠…
【後鳥羽院】(99番)続後撰集 雑・1199 🌊 人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふ故に もの思ふ身は 〜ある時は人々を愛しく思い、 またある時は恨めしいとも思う。 この世はどうにかならないものだろうが、 それゆえに物思いをする私であるよ。 💠 後鳥羽院 💠 ごとばいん (1180~1239) 高倉天皇の第四皇子。 源平の戦が終わり、 平氏が安徳天皇を奉じて西へ下った年に5歳で即位。 翌年鎌倉幕府が成立。 19歳で位を譲り院政をしきましたが幕府と対立し、 3代将軍源実朝暗殺事件の後、 承久3年に北条義時討伐に失敗(承久の変)。 隠岐へ流され、19年そこで暮らして後、崩御。 藤原定家らに…