日本のエレクトロニック・ミュージック・バンド。
現在のメンバーは石野卓球とピエール瀧の2人。
前身のバンド「人生」を解散後、1989年に石野が中心となって結成。1991年にメジャーデビュー。
初期は石野と瀧のラップを大きくフィーチャーしたヒップホップグループとして捉えられることが多かった。音楽活動と並行して、1991年から1994年までラジオ「電気グルーヴのオールナイトニッポン」のパーソナリティを務める。過激なトークと質の高い投稿ハガキで好評を博すと共に、石野の「今週のお薦め」コーナーでのテクノを中心とした曲の紹介で日本にテクノが浸透する土壌を作り出す。
1993年『VITAMIN』のころから石野の音楽的志向に大きく影響を受け、テクノ/ハウス/トランス/エレクトロ/エレクトロニック・ポップの要素が取り入れられていく。日本では1997年のシングル「Shangri-La」および収録アルバム『A』がJ-Popシーンでセールス的な成功をおさめ、一般層にもその名を広めた。一方、日本で1994年にリリースされた「虹」は後にドイツのMFSからもリリースされ、1998年からはヨーロッパでも多くのフェスへのライブ出演やツアーなどを行った。
2001年に一旦、活動を休止。2004年の活動再開までは、ロッキング・オン・ジャパンの連載「電気グルーヴのメロン牧場 花嫁は死神」のみの活動となった。2004年にWIRE04でのライブで本格的に活動を再開。2014年に結成25周年を迎えた。
石野はテクノDJ/アーティストとして、瀧は俳優や声優として、それぞれソロでも活動している。