先日お亡くなりになった、防衛大学長や東日本大震災の復興構想会議の議長を務められた五百旗頭真(いおきべ・まこと)さんの著書。 神戸大教授だったころに阪神・淡路大震災で被災し、ゼミ生を喪うなどした経験がある。 大災害の時代 三大震災から考える (岩波現代文庫 社会343)作者:五百旗頭 真岩波書店Amazon 大きく分けて、関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災と3つの大災害について、被害状況や応急対応、その後の復興について概観できて、災害大国日本にいる身としてはたいへん有用だった。知らないこともたくさんあった。 特に印象深いのはこの3つ 1.復興で焼け太りすることへの批判として、被災前まで復…