この日は、伏見に近い醍醐寺にやってきた。豊臣秀吉が、その死の直前親近者のみを集めて開いたのが「醍醐の花見」。その4年前の「吉野の花見」は、戦国武将たちを集め威信そ知らしめる政治イベントだったが、こちらはプライベートイベントだったと歴史書にある。その中心的な舞台となったのが、醍醐寺。 烏丸御池の駅から、地下鉄東西線で乗り換えなしに醍醐駅に行ける。駅で降りた人は少なく、外国人もあまり見かけない。10分あまり坂を登った先に正門があり、立派なしだれ桜がお出迎え。 境内は3つ(伽藍・三宝院・霊宝館)に別れていて、おのおの見ごたえがある。西大門(仁王門)を入ると、伽藍エリア。 やはりソメイヨシノは散り始め…