人生で二冊目の本でした。 本好きで、自分ではたくさん読んできたほうだ とは思いますが、人と比べてどうなんでしょうかね。 五木寛之さんのエッセイや小説をよく読んできました。 だいたいが五木さんの本を初めて読んだのは、二十歳 になる前の世の中のことなど何も知らなかった、そう ですねー、今思えば自分にとっては暗くて長く苦しい 頃でしたね。 まあ、それはそれは今もって思い出したくもない時分 のこと。 高校を卒業して、上の学校へ行くのに一年浪人することになったんですが、早々に予備校をやめてしまい、アルバイトに熱中し始めていました。 地元、大阪駅構内で新聞を列車に積み込む重労働の仕事に就きました。初めての…